May3週/週後半は気温上向き 4週/北冷西暑の気温分布
【5月第3週(5/16~5/22)のお天気予測と販促ポイント】
北日本の一部で初め上空寒気の影響が残り、
不安定な天気と低めの気温になるところがある。
また南西諸島でも初めは梅雨空となるが、
それ以外は多少雲の出やすい日はあるものの、
おおむね晴天が続く。
5月といえば、「五月晴れ」と「梅雨の走り」等の
キーワードが浮かび、本来この時期、
「梅雨の走り」となる年が多いが、
今年は「五月晴れ」の多い年となりそう。
気温は週後半に向けて上向き。
週末はまた暑くなるので、
夏物関係は売りやすい気象条件が続きそう。
運動会や遠足、ハイキング等にとっては
うってつけの気象条件が期待され、
関連商品の売り上げも伸びそう。
意外と発注量を増やし忘れて欠品しやすいのは
サンドイッチパン。
【5月第4週(5/23~5/29)のお天気予測とMDポイント】
北日本上空には、規模は小さいものの、
またちょっとした寒気が流れ込む。
(寒気のピークは25日頃)
日本列島上空のジェット気流の流れは比較的ゾーナル
(東西方向に流れ、南北の蛇行が小さい)のため、
寒気はあまり南の方まで南下せず、
影響範囲はせいぜい東北地方どまり。
日本の南での梅雨前線の活動はまだ不活発で、
全般に例年に比べて晴れる日が多いため、
西日本を中心に高温傾向(日差しの影響)となりそう。
北日本でも、週末は気温高め。
今年は夏に向けた節電に対する取組のため、
衣替え(クールビズ導入)が例年に比べて早まっている所が多く、
洗濯関連商品の需要も例年より早めの展開が良いと思われる。
※ トピック 「平年値更新」 ※
今週18日より、気象庁から発表される平年値が差し替わります。
最近10年(2001~2010)は1971~2000年の30年間の
気象観測値に基づいて計算された平年値を用いていましたが、
18日以降は、1981~2010年の30年間に観測された
気象観測値に基づき計算された平年値を用います。
当社の調べによると、ほぼ全国的に旧平年値に比べて新平年値は高く、
昨今の地球温暖化の影響がだいぶ平年値にも反映されています。
今後、例えば気象庁が夏の天候予測に関して、
確率分布予報の内容を変えていなくても、
平年値が更新されたことによって、
見た目の長期予報の内容が変化する可能性があります。
勘違いしないでいただきたいのは、必ずしも気象庁が
気温予想を下方修正していない場合があるということです。
平年値データベースの更新は、
あまりよく分からない方も多いと思われます。
詳しくは弊社(株式会社ライフビジネスウェザー)まで
お問い合せください。
<By 常盤勝美>