Jan.5週~Feb.1週/また強い寒気 2週/西日本で冷え込み緩む
【1月第5週~2月第(1/30~2/5)のお天気予測と販促ポイント】
日本列島上空に強い寒気が
流れ込みやすい状態が続く。
特に1日(水)~2日(木)頃にかけては、
この冬最大級の非常に強い寒気が流れ込む。
気温は全国的に平年より大幅に低め。
日本海側の地方ではまた大雪・吹雪に注意。
ただし今回の寒気、
西日本方面では影響期間が意外と短く、
週末以降の気温は平年並みに戻る。
西日本では週末、
気温以上の穏やかさを感じそう。
北日本では寒気が残るため、
気温の低い状態が週末も続く。
各種報道にもあるように、
インフルエンザの流行規模が、
ここ1~2週間で爆発的に拡大している。
週末にかけて、
さらに拡大しそうな気象条件が続く。
引き続きマスクやカイロ、しょうが、
風邪薬、ホット飲料の売り場充実を。
バレンタイン売り場も重要だが、
ここ1週間程度はインフルエンザ緊急対策として、
臨時の特設売り場を設けても良いかも。
日本海側の各地で
記録的な大雪となっている。
今冬、日本海側での雪の降り方の特徴は、
記録的な大雪となっている場所もあれば、
ほぼ平年並みの積雪となっている場所もあるということ。
例えば北海道、空知の岩見沢は
記録的な大雪に見舞われているが、
石狩の札幌では平年並みの積雪である。
鳥取や福井などでも大雪の報道が多いが、
金沢や新潟の平野部では殆ど聞かれない。
今のところ、記録的な大雪となっていない地域でも、
これから大雪となる可能性が考えられる。
対策を怠らずに。
【2月第2週(2/6~2/12)のお天気予測とMDポイント】
12月中旬以降の低温傾向は、
上空のジェット気流が日本付近で蛇行し、
寒気が滞留しやすい状況となっているから。
ただ、この週は一旦、
上空の流れが良くなりそう。
東西方向にだいぶスムーズになる。
よって、西日本中心に気温は上昇し、
冷え込みは弱まる。
一方で、日本のすぐ南が
雨雲の通り道となるので、
太平洋側の地方では
すっきりしない天気が続く可能性あり。
日中の陽気はそれほどでもないが、
朝晩はだいぶ凌ぎやすくはなる。
雨雲の通り道から比較的遠い九州北部では、
日差しもそこそこ期待できるので、
ぽかぽか陽気となりそう。
寒気の中に居続ける北日本では、
厳しい寒さが続く。
人間は季節の進みを本能的に察知し、
秋冬は寒さに慣れるための体づくりを、
春夏は暑さに慣れるための体づくりをおこなう。
2月初めは年間の気温トレンドが
下降から上昇に転換するタイミングなので、
体内機能もこれからの暑さに慣れるための
体づくりにシフトする。
しかし、今冬は寒さが続いているため、
その機能転換のタイミングが遅れる。
西日本は冷え込みの緩みによって
春の到来を間近に感じ、
体内機能の変化に向けて、
準備を始めることになりそう。
このころから鍋物料理食材などは、
ピーク水準から漸減が始まる。
寒さに対しては、
料理メニューで暖をとるのではなく、
ホット飲料などその瞬間に暖をとる手法に変わる。
よって、鍋物需要の一部は、
カップスープの素やコーヒー・ココア、
しょうが湯などにシフトする。
ちなみに今回の冷え込みの緩みは一過性で、
引き続き、頻繁に寒気が流れ込みやすい状況である。
この週末以降、
また寒い日が多くなる懸念もあるので、
引き続きホット飲料等中心とした展開を。
ピークは過ぎたとはいえ、
まだまだ鍋物食材需要、シチュー需要は高い。
春物への売り場模様替えは
まだ少し待とう。
<By 常盤勝美>