オバマ大統領誕生と2009年
新年明けましておめでとうございます。
100年に一度あるか?ないかの?世界不況の真っ只中だそうです。
今日も、サンフランシスコの85年の歴史のある本屋さんがつぶれました。
直接には、
全国展開するバーンズ アンド ノーベルなどの大型店にやられての結果ですが、
それにしても2007年当時のビジネス(売上げ)の15%になったという、
すさまじい落ち込だったそうです。
2009年は20万軒の店舗と3000箇所のショッピングセンターが閉鎖するという予想もあります。
しかし、生活者の立場で見ると、日々行っているコストコもトレーダー ジョーズも
ウォルマートもセーフウェイイも以前と変わりません。
週末はパーキングがない。
やはり、食品スーパーとデスカウント業界は不況に強いですね。
さて、あと2週間あまりでアメリカは新しい大統領の誕生です。
あの絶大なる人気を誇ったヒラリー女史を破っての、
アメリカ初の黒人大統領出現は常識外の出来事です。
彼が当選した時、私はダラスにいました。
タクシーの運転手はアフリカから来た移民者。
夕べは家族で泣いてオバマの勝利を祝ったそうです。
自分の子供たちが(黒人)にも未来があるとうれしくて泣けて、泣けたと言うのです。
黒人のそこまで怨念は、我々日本人もにはけっして解らないでしょう。
オバマの勝利は、白人たちが力で黒人を抑えてきた時代の終わり、
アメリカ人の心理的変化です。力で押さえ込むという手法から白人と黒人の共生へと一歩。
それは国際社会においても、
一極主義から世界のパワーシェアリングに行くという心理的の変化です。
具体的に政治・経済・軍縮においても大きな変化が期待できます。
共生という未知の世界に入り込んだアメリカのリーダーが、
どこまで初心貫徹できるか?
日本は傍観者としてではなく積極的に関わって行く。
それしか、日本には生きる道はありません。
2009年こそ世界の人類が力をあわせ、問題を解決した時代として記憶されることでしょう。
それがオバマ黒人大統領誕生の持つ意味です。
浅野秀二
1月7日、2009年
添付
写真は一向に下がらない周辺の住宅