Fresh&Easy とTrader Joe’s インタビュー
1月15日。
日本で大きな話題になっている
「Fresh&Easy」を訪れた。
最近のニュースでは
開店以来10カ月、135億円($1=100円で計算)の損失。
売り上げはその間106億円しかなかった。
200店舗開店予定のところを、107店舗でストップしている。
★スティーブ氏は、快くインタビューを受けてくれる★
この店の1週間の客数は8,000人から9,000人。
1週間の売上目標は30万ドル。
実はこの数字でさえ、この店がフレッシュ&イージーでは最大の繁盛店である。
客単価$26。
従業員は26名、フルタイムは店長を入れて7名。
そのうち5名がアシスタント、1名はフルタイムのキャッシャー。
セルフレジのお陰で労働コストは5%削減できた。
値札は箱につける。商品などに直接つける手間ひま、作業コストはをかけない。
景気が悪いと、低価格のわれわれの店は支持される。
それにしても、賞味期限が迫った商品の見切りが多い。
50%割引で売るコーナーが2カ所に拡大されている。
商品政策に迷いが見られるのだ。
苦戦のあとが、散見される。
しかし、安い。
原価が安いからなのだろうか?
「トレダー ジョーズと、どこが違うか?」
「あちらはスペシャリティ・グローサリー・ストアだ。
われわれはスーパーマーケットの小型版。
コカコーラもダイパーも、シャンプーだってある」
「お前とのインタビューは楽しい、
今度は何時来るのか?待っているからな、
本社には電話するな、直接、電話しろ」
うれしい言葉である。
★隣の「Trader Joe’s」でもインタビュー★
まず客の数が違う。10倍はいる。
たくさん買った人は、キャンシャーから認知されたいと思っている。
人間から、言葉で、お礼を聞きたいと。
セルフレジ、機械ではだめだ。
サービスが必要だ。
マネジャーはアロハシャツを着る。
ワイシャツ、ネクタイでは畏まって客が話し掛けない。
われわれがリラックスをすると、客も財布もリラックスをする。
他に色々と話したが、別な機会にご紹介しよう。
その後、ブリストル・ファームで肉を買う。
3軒の店で買い物をし、我がJACのロスのマネジュー、清水家に向かう。
さあー、真冬のプール付きの家で泳ごうか?
キューバ人奥さんと、お嬢さん。
奥さんの弟とワイフ、賑やかなバーベキューなった。
ラテン音楽がかかる。
キューバン・ルンバ、チャ・チャ・チャ、サルサ、踊りなら何でもOK。
彼らは自然に体が動く。
強い日差し、青空の下、すばらしい水曜日の午後となった。
お別れの時間が来た。
異性にはハグ(抱きしめること)、同性は握手で別れる。
我が社の方針だ。
不満そうな声を上げて、大きな笑顔を見せた団長がいた。
私はブルドッグにキスをして別れた。
(ブルドッグがこんなに愛嬌にある顔とは知らなかった)
今日、最高に感動したこと。
清水家の人々が全員揃って玄関で迎えてくれたこと。
このブログを通じて御礼を述べたい。
2009年1月15日 浅野秀二