WBC
命あるものは愛しく、美しい。
サバンナで獲物狙って全力疾走するライオン、
熱砂漠の人知れぬ小さな花、
厳寒地で春を待つ草木や動物、植物も動物も全力で生きている。
また生きることは戦うことでもある。
我が家の愛犬、チビタも餌さに手を出すと必死で噛み付く。
人間は、全力で生存のために生きる力に触れた時、感動を覚える。
さて、3月8日、アナハイムのホテルで朝の4時に目が覚めた。
出発は朝6時、時間がある。
思わずテレビをつけた。
韓国と日本のWBC予選決勝をやっているはずだ。
いやな予感がする。
韓国に一勝した日本は必ず気持ちが守りに入る。
1・韓国対ゼロ・日本、接戦だ。
奇跡を信じて8回まで見た。
*以下、私が説明をするより、インターネットから引用*
韓国の3番手は柳賢振。1死後、イチローがセンター前へ運び出塁。
ここで韓国は4番手・ヤクルトの林昌勇に交代。
続く中島がバントを決めて2死二塁の好機を演出するも、
青木が投ゴロに倒れ日本はこの回も無得点。
信じられない、2番中島が初めからバントの構えだった。
クリーンナップにバントをさせる。
まして俊足のイチローが一塁にいる。高い盗塁の可能性もある。
ここでバントすれば、2死。
次は限りなく得点の可能性が低くなる。
これを好機と考えるセンスはわからない。
アメリカ人の解説者も言っていた。
「Doesn’t Make Sense 理解出来ない。誰か教えてください。」
私もわからない。誰か野球に詳しい方、教えてください。
日本は前回の世界チャンピオン。
このスタイルで優勝したのだから、
アメリカが正しく、日本が間違っているとは言わない。
後は好き、嫌いかの問題である。
私は少なくとも、原の采配には失望をした。
感動を覚えなかった。
小手先の勝利には感動はない。
心で叫んでいた。
「守ってはいけない。攻めないとだめだ。
死ぬまで挑戦者だ。守るべき物は何も無い」
日本経済は不況である。
1500兆円を貯めて不景気?? 老後が不安だ、もっと貯金をしよう。
あと50兆円積み増せば不景気から脱出出来るとでも言うのか?
1400兆円の10%を使えば140兆円、
アメリカの経済活性化、スタミナ・プランの2倍の金が動く。
アメリカと違い、日本には資金はある。
原監督のような確実な勝利を考えた官僚の政策では、
感動も経済活性化も不可能だ。
経済と野球は違う?
2009年のWBCに、再び日本はチャンピオンになれるか?
疑問だ。
なれたらこのコーナーで、土下座した写真を載せます。
そしてどんな非難にも耐えます。
ああ、土下座をしたい。
挑戦者、日本頑張れ!
浅野秀二
3月10日