New York ニューヨーク
10月10日、土曜日の昼さがり。
すべての行程を終え、3時にホテルで解散。
皆思い思いに散って行った。
5番街での買い物、メトロポリタン美術館、
近くのホール・フーズを再度見学したい人もいた。
熱心に勉強をしたので充実感、笑顔に溢れている。
ホール・フーズ 本社の新入社員向けの広報活動の写真
私はニューヨークの自由時間はセントラル・パーク散策と決めている。
温暖化のためか?まだ木々は微かに色づいた程度である。
寒くはない、歩いていると汗も出てくる。
大都会の喧騒を逃れ、静寂の森で人生の思索など洒落た期待もあったが、
老若女男、子供たちで溢れていた。
トランペットやテナー・サックス吹く人、パイオリンを弾く人。
自然と視線は美人とペットに向く。
犬を自慢そうに連れている人、犬を連れて歩けない人も、
「自分の犬がもっと可愛い」と擦れ違い様に思う。
私も2匹のポペネーリアン種を見たが、我が家のチビには到底敵わない。
自然と笑みが出てくる。
人は本当に勝手だが、だから誰でも幸福になれると思う。
ひらがなで、「ありがとう」と書くと意味が不明だが、
「有難う」と書くと、「難が有る」
これをサンキューと理解すると、人生何事もありがたく、感謝となる。
困難こそ感謝、試練こそ喜び、
アメリカでいうポジティブ・シンキング(Positive Thinking)に繋がる。
漢字で描く世界も英語で描く世界も同じだ。
公園散歩中もうれしくて、エネルギーが溢れ出るのはわかる。
一歩、一歩、ニューヨークを踏みしめながら歩く。
真理に東西はない。
スーパー・マーケット経営にも、本質的に日米の違いはないと思う。
アメリカに学ぶものがないという声が時々聞こえてくる。
これは物事の捉え方が静的だからそう感じる。
虫の目や、鳥の目で見れば、相手は横並びか、むしろ後方にいるかもしれない。
魚の目で見れば、移動しているエネルギーの違いがわかる。
アメリカからから学ぶものないと言う人は、動体視力が弱くなっている。
イチローの活躍はこの動体視力のすごさだ。
日本の政治も経済も動体視力、変化の中での動きに注視すべきと思う。
日本は30年前の視線で世界を傍観している。志と意思。
仮説をもって物事を観察する。あくなき行動、変化、誰も待ってくれない。
もちろん、ぶれない経営の軸は忘れてはいけない。
ウォルマートの店長と、アシスタント・マネジャー
今回の米国視察も多くの収穫があった。
成功に甘んじないウォルマートの自己変革の意思、
不況に立ち向かうホール・フーズ、セーフウェイ、
客の望む事に徹底するローカル・チェーンのHEB、ウェグマン、
妥協なきストアブランド追求で好業績のアルディー、トレーダー・ジョーズ。
いずれも徹底度追求の差だ。
米国視察から学ぶべきものはあった。それは挑戦の意志・心の在り方だ。
最終日の朝。朝食食べながら、マクドナルドからみたタイムズスクエア。
今回も多くの仲間に会えた。
これこそ無性の喜び、私の仕事のだいご味。
心から感謝、ありがとう(ひらがなで)と伝えたい。
浅野秀二
10月10日
おまけ。
ニューヨークのステーキ・ハウス、フレスコ最高でした。
「何が??」 「味が…」