第8回 USAスーパーマーケット視察、スペシャル編に同行して
ニューヨークの最後の晩餐は個室で中華料理、
ひとりずつ旅の印象や視察内容に、一言コメントを戴いている。
和気あいあい、楽しい夕べとなった。
5泊の視察であるが、寝食を共にすると、
本当に心が通い、仲良しになる。
大人になると、また仕事関係からは、
なかなか友人になれないと言われるが、必ずしもそうではない。
心構え一つでいくつになっても友人は出来る。
過去8回、この研修で素晴らしい友人達を得た。
ツアーの性格はリーダーで決まる。
結城先生の誠実な姿、いかなる時も手抜きをしない情熱、
偏見の無い、分け隔てない性格。
この雰囲気があるからこそ、友人も出来る。
今回はもうひとつの幸運があった。
団長が京都のスーパー、成長著しいマツモトの社長であった。
大学の同級生で、柔道3段、体育会柔道部。
道場は私の部の隣だった。
40年前の大学在学中に世界一周をして、ニューヨ―クでは皿洗い。
40歳でキリンマンジャロに登頂した。
優しいが、豪快な挑戦者、結城先生と絶妙のコンビであった。
私はこの幸運な出会いに感謝している。
これで我々が親しくならないはずがない。
良きリーダーの下には、仲間の間に信頼が生まれる。
信頼構築こそ組織の目的、
仲間と働き、学び、生きる意味を知る。
ビジネスも家族も国家も同じだ。
信頼こそ、生きる意味であり、最高の喜びである。
フレミングさんのセミナーで、
ウォルマートのトラブルが報告された。
我々も数字では知っていたが、
内部事情まで詳しくは知らなかった。
ダラスでアルディーの地区マネジャーと面会をした。
今年の3月~5月の間に30店舗も開店したらしい。
彼から教育、マーケティング略、組織図などの話を聞く機会もあった。
その後、プレノ市のウォルマートのマネジャーの案内、
インタビューや説明を聞いた時に、
フレミングさんのセミナーとアルディーのマネジャー、
ウォルマートのマネジャーの話が見事に結びついた。
見て、聞いて、完全に理解した。
(結城先生の報告をお楽しみに)
ウォルマートは、確かに米国市場ではトラブルを抱え込んだ。
これから問題はより深刻化するかもしれない。
他のスーパーの人々にとっては確実に、
面白い時代が来た事だけは私から予告したい。
懇親会の中で、インタビューをしたマネジャーや担当者が
あまりにも自信満々で雄弁に会社のことや
仕事の内容を語るのに驚いたと言う話があった。
これは彼らが有能というより、文化の違い、考え方の違いだと思う。
自信とは、私は正しい意味での
自己肯定・自己愛から来ていると考える。
自分がこんなに愛しいから、
貴方も自分が愛しいに違いない。
だから自己を慈しむように、
貴方のことも慈しみたいという感情である。
自分の否定は、他人の否定に繋がる。
自己否定は醜い。
強く正しい愛は、自信にも繋がる。
それは嘘が無いからである。
息子の武蔵が生まれた当時は、
金もなければ、社会的立場も、生活すら安定していなかった。
でもお父さんは自信満々であった。
「そこのけ、そこのけ、武蔵ベビーのお通りだい。」
怖いものはない。
強い愛を感じた時に、自信は漲るのである。
自らの会社や、仕事、家族、国家を愛していたら、
もっと堂々と、自信に溢れる態度になれないだろうか?
昔の日本人、映画で見る昔の職人さんは、
自信に満ちていたような気がする。
当然、仕事に誇りもあっただろうが、
彼らは友人、家族、地域社会、そして国家にも、
強い愛情を感じていたと理解している。
現代サラリーマンが強く愛を感じる場面はいつだろうか?
金や地位より、友情や愛を語る社会が必要だ。
アメリカの地から見てきた多くの日本の政治家の
(最近では、福田(息子の方)、鳩山元首相、菅さん)
自信の無い姿が気になって仕方がない。
男の子のなら恥ずかしがらず、愛を言葉にしろ。
堂々と日本への愛国心を語って欲しい。
ところで私は自分の仕事をエンターテイメント性豊かにしたい。
そこで、綾小路きみまろのようになりたいと思っているが、
なかなか徹底出来ない。
教育とエンターテイメントの融合の世界を切り開きたい。
しかし、まだ中途半端だ。
自我が出る、インテリな真似をしたい。
また、5日間のツアー中どころか?ブログでも理屈を言ってしまった。
これも自信のない仕業か?
商人舎第8回USA研修ツアーの仲間たちの健康と、
ますます繁栄、一層の友情、信頼感に期待したい。
株式会社リウボウストアの茂木社長が、
このグループを命名してくれた。
沖縄言葉で「結まーる」
結城先生の漢字と同じ、偶然にしても出来すぎ!
「結まーる」精神で、今日からまた新しいスタートだ。
浅野秀二
10月15日