壮大なパノラマ、イグアスの滝
昔、アメリカのルーズベルト大統領の奥さんが、
イグアスの滝を見て、
「Poor Niagara!(かわいそうなナイアガラの滝)」
と叫んだのは、あまりにも有名な話である。
あの世界3大滝のひとつである、
超巨大なナイアガラがかわいそうなほど、
小さく見えるという意味だ。
それほど、イグアスの滝はスケールがでっかい。
ユネスコの世界自然遺産の中で人気は2位と聞く。
イグアスの滝は、
アルゼンチンとブラジルをまたがった国境に位置する、
世界最大級の瀑布だ。
イグアスの滝の幅は4キロもあり、高さは90メートル。
ひとつの滝ではなく、275もの大小の滝の集合体で、
ものすごい水量が落ちていく。
滝の迫力はもちろん、ジャングルの緑と
調和した風景も素晴らしい。
初日は歩いて、アルゼンチン側から
「悪魔の喉笛」と呼ばれる滝を見に行った。
あまりにも近くて、逆にスケールがわからない。
その後、滝壺近くまで降り、ボートに乗った。
もちろん、全身ずぶぬれになった。
翌日はブラジル側に行き、
2007年完成したイタイチュのダムを最初に見学した。
ダムは2.9キロもあり、
ダムの完成で琵琶湖の広さの貯水湖が出来た。
中国の三峡ダムができる以前は、発電量が世界一だった。
しかしこちらも水量が多く、
現実はいまでも中国の発電量を上回っているらしい。
ダム見学の後、アルゼンチン側の滝を見た。
はじめて、イグアス滝の壮大さがわかった。
信じられないようなスケール、
そして美しい壮大なパノラマを見た。
来て良かった。
本当に見ることができて良かった。
とても現実世界とは思えない。
宇宙と一体化した感動が襲ってきた。
写真ではその迫力は十分に伝わらないが、
写真をご覧いただきたい。
途中、イグアスに生息しているハナグマにも出会った。
時間がある方はぜひ、
Youtubeにのせた動画もご覧ください。
さて、ブラジル・イグアスでの夜、
ディナーショーに行った。
ルンバ、タンゴ、チャチャチャ、マリアッチなど、
南米の踊りが披露された。
もちろん、ブラジル・サンバの登場に誰もが熱狂した。
どういうわけか、1200名の客の中から
私がステージに上がるようにリクエストされた。
黒人女の誘いは断れない。
見事な肉体美である。
ジョージ君はプロと一緒に踊りだしてしまった。
拍手喝さい!
信じられますか?
サンパウロでは盛和塾で恒例の
お別れの歌、「故郷」をみんなで腕を組んで歌った。
私の隣は大阪出身の美人、ヒロミちゃんだった。
ブラジルでは運が良かった。
また、現地の人がいるカラオケにも行った。
誰もがフレンドリーで、愉快な時間を過ごせた。
どうもラテン系文化が私の肌には合うようだ。
浅野秀二
5月14日