出雲大社・アベノミクスを成功させる神様
宍道湖の見えるいつもの喫茶店で
山陰ネッカリッチの白根会長の話を聞く機会があった。
松江に帰るたびにそれが私の習慣になっている。
ご高齢にもかかわらず、数学好きで
その好奇心は旺盛、いつも興味深い話が聞ける。
今回はテレヘルツ波の話を聞いた。
日経新聞3月26日、2013年の記事に
高速無線通信と医療・宇宙にも利用できるという記事が載っている。
水の性質が変わり、水やお菓子屋が美味しくなり、
健康にもなるテラファイトと呼ばれる不思議な機器だった。
写真の、この間を通過すると水も食品も特性が変わり、
また擦ると人体にも良い影響がある。
これを利用している会社があるという。
それは魚の練り物、蒲鉾などを作っている大社食品という会社だった。
つい最近までは販売は県内だけだったが、
最近県外の売上げが5割を超えるまで急成長している。
社長は山崎さんだ。
私は山崎社長にはアメリカで数回会っている。
善は急げ、白根社長と石田豆腐の社長と
大社食品にすぐ行くことにした。
大社食品は、神有月
(10月、出雲以外では神無月、
全国から来た神々が身を清めてたという)
稲佐の浜にあった。
ついでに出雲大社を訪れた。
出雲大社は今まで体験したことのないほどの多くの人波であった。
2日後に再び静岡、広島からアメリカ時代の仲間が訪ねてきたので
再び参拝。
その時は後半の連休に入っていた。
それはそれは、まさに都会でしか見られない
大勢の出雲大社参拝の群衆であった。
それも若い女の子が多く、
山陰に似つかない明るく華やかな人波であった。
60年ぶりの大社大遷宮と婚活ブームで
全国から人が来ているらしい。
そう言えば数カ月前に、サンフランシスコで会った女性が言っていた。
一番行ってみたいところが、出雲大社だという。
いつもマイナーな故郷も持つ私には不思議な声だった。
われわれおじさんグループは、
日本一大きな大注連縄(しめなわ)13.5メートル、4.4トンや
御本殿(今は24メートルの高さ、奈良時代は48メールで大仏殿より大きかった)、
あの有名な歌手、竹内まりあの実家、
竹野屋旅館などを写真撮影。
婚活こそできないが、大黒様は福の神でもある。
さて、故郷の自慢話で前置きが長くなった。
今は世界的な話題となっているアベノミクスに一言。
以前私がブログに書いたが、
日銀券を印刷、国民一人一人に100万円ずつ配れば、
大消費ブームが起こり、
デフレからインフレになり、
円はたちまち国際通貨の悪貨となる。
そして円安に振れる。
今回の黒田日銀総裁は
市場にジャバ・ジャバと金をつぎ込んだので、
同じように結果になったと思っている。
自慢話になったが、言いたいことは別なことだ。
縁結びの神様、出雲大社が
日本経済を救う神様になりえるという話がしたい。
アベノミクスは
(1)財政政策、
(2)金融政策、
(3)成長戦略、
この3本の矢だけでは日本経済は
やがて尻しぼみになるのは目に見えている。
今、日本に本当に必要なのは、実は婚活である。
戦後、結婚は恋愛結婚が中心となり、
恋愛が苦手な若者は結婚のチャンスを失った人も多い。
結婚は個人の問題となっているが、
そうではない。
実はそれは間違いだと言いたい。
考え方にイノベーションが必要だ。
婚活は社会の問題でもあった。
どこの国でも、いつの時代では結婚は社会の問題であった。
今こそ、国も行政も会社も職業安定所をつくったように
婚活促進課を創り、社会を上げて婚活を勧めるべきだ。
100万組の縁結びがあれば、
住宅が100万世帯、
冷蔵庫、洗濯機、自動車、カラーテレビは
100万台とは言わないが大きな需要が生じる。
数年単位で考えれば子供も数百万人、生まれるかもしれない。
子供がたくさんいれば社会は元気になる。
若者も将来に対する漠然とした不安、
それは仕事がないこともあるが、
家族が無いことにも起因する。
民主党の子供手当ではない。
その前の結婚、婚活こそ経済成長に必要である。
今こそ出雲大社の出番だ。
安倍首相が長期政権の望むなら、
今からでも遅くはない。
古代出雲に全国の神々が集まったように、
黒田日銀総裁も政府官僚も、21世紀に再度、
出雲大社に参拝をお願いしたい。
今、縁結びで人集めに成功した故郷に、人々にお願いしたい。
縁結びを、世界の縁結びの神様として売り出し、
世界から人を集めて欲しい。
独身の男女へのお願い。
ビジネスは条件だが、結婚は縁だ。
背丈や顔や給与などの条件を気にしないで、
縁を大切にしてほしい。
日本は無条件降伏から成功した。
婚活は無条件から考えてみる必要があるかもしれない。
それが縁だ。
多くのものは2人が協力すれば手にはいる。
玉の輿、逆玉、誰もうらやむ美女と結婚した私の友人たちが、
今は苦労している。
<By 浅野秀二>