ボカー 幸せだな
「ボカー 幸せだな」
ご存知、加山雄三の「君といつまでも」のセルフである。
最近いつもこの言葉が思わず口から出てくる。
昨年のように月に4、5日しか家に帰れない日々はなくなり、
多少は時間がある。
3月には日本に行き、名古屋で加山雄三ショーを見た。
私が心から好きだと思う歌手は彼だけだ。
女性には「愛している」と言った記憶はないが、
彼には「愛しています」と言えそうだ。
彼は理想の人、私にないものをたくさん持っている。
あの天真爛漫さ、素直さが魅力だ。
4月12日に77歳なったそうだ。
喜寿と言うらしい。
いつまでも本当に若々しい。
三浦雄一郎は7大陸の最高峰すべて征服したので、
80歳になったら彼はヨットで7つの海を征服するそうだ。
俺は何をすべきか?
今の幸せに安住していて良いのか?
彼の他に愛しているのは我が家の犬たち、モカにチビ太。
毎日ハグしているが、
あまりきつくハグするので最近はチビ太には嫌われている。
足裏が痛かったので、走るのも歩くのもやめた。
最近、出張の無い日は自転車で1時間ほど
家の周辺を走るのを日課にしている。
私の住まいのアラメダはサンフランシスコ湾に浮かぶ島。
自転車のコースは景色が良い。
花が咲き乱れ、遠くにはサンフランシスの街が見える。
少し走るとオークランドの野球場(アスレチックス)や
フットボール場(レイダーズ)、
バスケットなど(ウォリアーズ)の球場が見える。
レイダーズの本社もあるが、
練習場のネットには幕がかけられていて練習は見えない。
アラメダ・ゴルフ場は市営、
ひと月やり放題で95ドル、36ホールもある。
有名なコーヒー店「Peet’s Coffee & Tea」の本社もある。
時間のある時は新聞、雑誌、本を読むことにしているが、
最近はNHKにハマっている。
彼らは本当に良い番組をつくっている。
相変わらず、
政治のことや日本・アメリカの未来に関心がある。
中国もロシアもなかなか変われないようだ。
ここに関心を持つと、心穏やかでない。
さあ、明日からまた出張だ。
今回はダラスにニューヨーク、まだしばらくは仕事を頑張ろう。
日本では新大阪駅で待ち時間が長かったので、
ライフの新店に行った。
すごい店だった。
すでにトップクラスの店と聞いた。
アメリカ視察があちこちで活かされていた。
極めつけは現場の人間の意志尊重だ。
その店の名前は「セントラル・スクエア」という。
平井店長が決めたそうだ。
ダラスのセントラル・マーケットと
ニューヨークのタイムズスクエアを参考しているらしい。
店の前では橋本徹大阪市長がスピーチをしていた。
なかなか説得力がある。
一年ほど市長をやめて、海外を放浪すれば
良きリーダーになることは間違いない。
彼には浪人の時間が必要だ。
私は良い仕事、良い人に出会ってきた。
やはり、ボカー 幸せだな。
<By 浅野秀二>