サムライ日本優勝
ついに喜びの土下座の写真を載せる日である。
やきもき、ハラ、原、させられたが、サムライ日本が優勝だ。
ロスは韓国系の人口が非常に多い。
ソウルに次ぐ韓国人の多い街は、ロスアンゼルス周辺
と豪語する彼らの圧倒的な数と熱狂的な応援団も付いている。
彼らは攻撃を主体とするチームである。すなわち、波に乗る可能性を秘めている。
その点、日本は、ヒットで1塁に出ると、必ず次はバンドだ。
これでは攻撃は波に乗らない。
WBCのような国際試合は実力伯仲、背水に陣を引いた方が有利だ。
それはノーアウトでも2死と思ってやる気構えで、1死献上はありえない。
少なくとも私はそう理解をしていた。
今回もバンドによる追加点ではなく、すべてヒットを打って加点をしてきた。
アメリカ人の解説者も何度も言っていた。
『 Japanese are too conservative.保守的過ぎる』
『Lack of Aggressiveness,積極性が足らない』
『Korea should win,韓国が勝つべきだ』
これがアメリカの見方だった。
でもそのアメリカは日本に負け、日本は強敵韓国も下して優勝した。
最後まで自分の野球を貫いた原辰則に敬意を表したい。
今回は、私も日本人の気持ちに変化を感じていた。
それは男・サムライの覚悟である。
『武士道とは死ぬ事に見つけたり。』
葉隠れではないが、自己犠牲をはらってでもチームに貢献する、
命を掛けてもやるべきことはやる、そのサムライ伝統がある。
若い選手はそこまで理解があったかどうか知らない。
でも最後のイチローの言葉にそれを感じた。
イチローこそサムライだ。
それにしても、日本人選手は、イケメンだった。
岩隅の端正な顔、ダルビュシューの美男振り、
稲葉、イチロー、すべての選手も精悍な面構えであった。
戦う男の顔であった。
その点、韓国は野武士集団の面構えであった。
戦後の50年、野球も強くなったが、体格、面構えも、動きも洗練されてきた。
今回、多くの国の選手には共通点があった。
それはプロレスラー紛いの太った選手が多い事だ。
それは近年のアメリカ野球の、パワー・ヒッター依存の野球にある。
私はサンフランシスコで何度も、バリー・ボンズのホーム・ランを見てきた。
彼は真芯にボール当てることだけ考えていた。
力がある(筋肉強制剤?)のでそのまま当たれば、ホーム・ランになる。
マクガイヤも同じであった。
筋肉強制剤は、本来の野球の面白さを奪ったのかもしれない。
単純化したアメリカの野球に、走る、取る、投げる、打つ、
イチローがもたらした効果は大きい。
明らかに日本人選手は、どこの選手より、体が絞り込まれていた。
アメリカの選手ジーターが言っていた。
日本人選手は誰も足が速い。
100キロを越す韓国人選手が2名出てきた時は驚いた。彼らも大砲依存野球か?
日本に野球が世界一であることを証明したと言うより、
力を合わせ、一つの目的に向かって突き進む、
日本人の特徴の良いところが発揮された。
野球でこれが可能なら、経済でも政治でも可能なはずだ。
日本人は実に能力の高い国民である。
今、それをあらためて再認識をし、誇りを取り戻し、すべてに前向きに挑戦して欲しい。
サムライ日本万歳
浅野秀二
3月24日
「ブログの写真はお辞儀だけでは、さえませんので、花と鳥を入れます」という浅野氏の要望により、写真を入れました。本当は、土下座姿だけでも、十分、絵になったのですが…。<事務局>
2 件のコメント
サムライ日本の男に二言はない!
潔い土下座姿に惚れなおしました!!
浅野先生、米国視察では大変お世話になりました。
先生の人生経験に裏打ちされた含蓄のあるお話、とても勉強になりました。
また米国でお会いできるよう精進いたします。
土下座姿、セクシーです(笑)