ばら色の日々
朝起きると必ずしも目の前は、
ばら色ではない。
どちらかと言えば、
霧や雲が目の前を覆っている日が多い。
仕事の90%はキャンセル。
秋に良くなっても、50%のカムバックか?
サブプライムでリタイヤメント後の貯えも消えた。
しかし、先人は言っている。
自分で解決できない問題は、
悩んではいけないのである。
人の世はとかく窮屈だ。
気持ちが乗らないと、
車でフリーウェイを無目的に走る。
そして同じ歌を何時間も、
車の窓を開けて、思いっきり、繰り返し歌う。
時々、馬鹿ではないかと思う時もある。
アメリカのフリーウェイに日本語が流れる。
今ハマッテいる歌
♪ 亜麻色の長い髪を
風が優しくつつむ
乙女は胸に 白い花束を
羽根のように丘をくだり
やさしい彼のもとへ
明るい歌声は
恋をしてるから
ばら色のほほえみ 青い空
幸せな二人はよりそう
亜麻色の長い髪を
風がやさしくつつむ
乙女は羽根のように
丘をくだる♪
(作詞:橋本 淳 作曲:すぎやまこういち)
気がつけば、元気になっていくのがわかる。
太陽もいっぱいだ。
青い空、
海、
船、
爽やかな微風、車を止めて歩く。
リス、
サギ、
白黒のアベックのアヒル、
渡り鳥のカナダのガチョウ。
庭の花より、
名もない野の花が好きだ。
自然の中に入れば、エネルギーが溢れ出る。
我が家に帰ると、
可愛いチビタにモカがいる。
愛犬とはよく言ったものだ。
(愛猫とは言わないが、結城先生なんと言うのでしょうか?)
彼らがいれば、俺は生きていける。
そんな気がする。
かくして今夜もばら色の夢を期待して眠りにはいる。
浅野秀二
7月18日