ワシントンDCとニューヨーク
ブログは、ヒューストン編のみで終わる予定であった。
ところがワシントンの評判が、
あまりにも良かったので続ける事にした。
ワシントンはアメリカ、また世界政治の中心であり、
一度は訪れてもらいたい、美しい都市である。
特に11月の紅葉の美しさがヨーロッパのような町並みとマッチして、
ヒューストンのだっだ広い、色気の無い町と比較し、
その差異がメンバーに感動を呼んだ。
世界各国の大使館通りなど、
各国がその権威を見せつけるかのように豪壮な邸宅が並んでいる、
洗練された町である。
ワシントンDCは、リンカーン記念堂、
ホワイトハウス、国会議事堂など、政治と観光の町であり、
ビジネスの町ではないと思っていたが、
この10年で大きく変貌していた。
ホテルはダウンタウンの中心、
ホワイトハウスまで15分の距離であった。
ここから歩きで2軒のホールフーズやCVSドラッグストアや
トレーダージョーズにも行ける。
ワシントンDC郊外のバージニア州やメリーランド州には
Wegman’sの新規店舗が合計8店舗もあり、
どれもニューヨーク郊外と比較して新しく、大型店舗である。
正直、ニューヨーク訪問時のWegman’s訪問は不本意である。
古すぎて、客も少なく、感動がない。
ニューヨークでは、2時間半のフィラデルフィアの郊外、
チェリーヒルズまで行かないと、
最新の洗練された大型店には行けないのである。
ところがワシントンは、都心から1時間で最新大型店が3店舗もある。
今回の訪問店舗、Leesburg店(VA州)は2009年11月18日に
開店した店であり、3850坪の最新店舗だ。
すでにホールフーズ、HEB Plus, セントラル・マーケット、
コストコ、スーパー・ターゲットの見学を終え、
目が肥えた面々であったが、一歩入ると、どよめきが上がった。
「これは今まで見た店では最高だ、やはりアメリカにはすごい店がある。」
薄暗い店内は間接照明で青果が眩しく、色鮮やかに、目に飛び込んできた。
フードサービス、惣菜コーナーは、
お祭り広場の夜店のように人波でごった返し、
昼食を食べたい買物客が群れをなしている。
2階に上がって食事をする。
席数を数え始めた、400席を越えたところでやめてしまった。
500席近くはある。
高級感溢れる、グルメストアとも、見違う情景であるが、
比較広告が、あちこちに展示され、周辺のハリス・チーター、
ジャイアンツなどのスーパーより、安さをアピールしていた。
コモディティは、エブリデーロープライス。
日々、行く店である。
15分の近距離には、ブルーム、ハリス・チーター、
コストコ、スーパー・ターゲットなどがある。
2006年、フードライオンの高級店舗ブルームは、
ワシントン郊外で成功事例として、話題になったが、
Wegman’sの開店後、死に体となっている。
帰りにホテル近くの小型のトレーダージョーズに行った。
店にはバナーが掛かっていた。
1年間に250種類以上のユニークPBを、
投入していると広告をしていた。
「1週間に何種類の新規PBが投入されているのか?」と
よく質問があるが、1週間平均5品目の計算になる。
バナーの写真ご覧ください。
PBが90%前後と言われているが、
Trader Joe’sと書いていない商品がいくつかある。
遊び心で始まった。
外国商品からアイデアをとった商品のニックネームのことである。
6~7種類はあるようだ。
Trader Joe-San’s(日本)
Ming’s(中国)
Giotto’s(イタリア)
Jacques(フランス)は見つけた。
これ以外のネックネーム見つけた方は、ぜひ、お知らせください。
アム・トラック(列車)でニューヨークに行く、
2時間45分の旅である。鉄道の旅も落ち着いて良いものである。
到着後、すぐスチューレオナルドに行く。
ここでも美人が私を待ちうけていた。
スチューレオナルド物語を書いた、作家のMs. Scotty Reiss。
彼女に店の事に関するインタビューと、
彼女の本を、私が翻訳出版をするための、話し合いである。
全員が彼女の本を買った。
彼女はすべて本に心良くサインと、一言書いてくれた。
私が尋ねた。「皆様、彼女に質問がありますか?」
最初の質問は、「どうして貴女はそんなに美しいのですか?」
彼女は笑って答えられなかった。
「私が代わりに答えましょう。 貴女のお母様が美しいから?」
「素敵な表現ね、気に入りました。」
我々はすっかり打ち解けた。
「君の本を日本で発売しよう。私が翻訳をする。
その時、君が日本で記念講演をする?」
彼女は答えた。
「その時は、Stew Leonard本人を連れて行くわよ。Mr.Asano、約束よ」
本気??誰か?スポンサー探さないと行けない?
Stew氏のストーリーは、伝説的だ。
ギネスブックで面積当たりの売上世界一を記録、
1週間に10万人入る店を作った。
レーガン大統領によって、革新的企業家として大統領表彰まで受けた。
今でもその奇跡は続いている、大繁盛店である。
ニューヨークでは、半日の自由時間、
強引にメトロポリタン博物館に全員連れて行った。
館内のレストランの値段は、高いが、人気があって、美味しい。
皆様、たいへん満足をした。
その後、セントラルパークを一人で散策
絶え間なく散る枯れ葉は、どんな黄金よりもキラキラと輝き、
絵画より美しかった。
多少薄暗くなったが、青い空から落ちる赤や黄色の枯れ葉、
晩秋のセントラルパークの美しさは、何にもたとえようがない。
自然は素晴らしい。
頭の中を、シャンソンの枯れ葉のメロディが流れ、
自然や環境保護を強くアピールする。
ホールフーズ創業者社長ジョン・マッケイ氏への尊敬の念が心をよぎった。
自然への感謝の気持ちと、幸福感が満ち溢れた。
生きていることは、それだけで素晴らしい。
ジョン・マッケイ氏も、これが言いたかったのだ、とかってに確信した。
浅野秀二
11月29日
2 件のコメント
DCから行けるのは、メイン州ではなく、メリーランド(またはデラウエアー)州でしょう。
ゲスト様、
ご指摘いただきました通り、
ワシントンDC郊外の店舗はメイン州ではなく、メリーランド州の誤りでした。
大変失礼いたしました。
貴重なご指摘、ありがとうございました。
今後も「浅野秀二のアメリカ寄稿」、ご愛読ください。