男を磨く
3カ月もブログをご無沙汰してしまった。
心に隙があったのかも知れない。
おかげ様で仕事だけは大変忙しくさせていただいている。
ブログを書かなかった口実、言い訳だが、
実は韓国大統領の発言や行動、
さらには尖閣諸島の問題で腸が煮えくりかえり、
とても冷静な文章が書けると思えなかったのだ。
(結局、相変わらず過激な言葉を書くが…)
それにしても、だらしがないのは
民主党政権も、野党の自民党も同じだ。
安倍新総裁に期待できるのか?
彼が言っていることを実行するには、
並大抵の信念と根性がないとできない。
しかも彼からはリーダーとしての強い眼光を感じない。
頑張れ、安倍総裁。
野田首相は言った。
「いじめがあれば他の人に相談ください」
しかし残念ながら、それでは解決できないことを
子供たちはすでに知っている。
だから追い込まれ絶望して、自殺までしてしまうのである。
いじめられたら弱いなりにも反撃をしないと、
いつまでも馬鹿にされ、いじめは終わらない。
そこにある竹棒でなんでもいいから持って
刃向かっていかないと、いじめは終わらない。
外交で言えば、日本がいくら国連に訴えようが、
竹島問題や尖閣諸島問題での、日本に対するいじめは続く。
平和憲法を掲げる日本は手も足も出ないことを
近隣諸国は知ったからだ。
この無抵抗の事実が危険を招く。
これから領海侵犯でもなんでもできることを
中国、台湾、韓国は知った。
相手を刺激しないように日本が自制する。
実にかっこいい言葉である。
だが問題の本質から逃げているだけである。
平和憲法こそ相手を刺激しているのである。
抵抗しない美人は、男を刺激することを知るべきだ。
自民党もすぐ憲法9条を改憲するように国会に提案すべきタイミングだと思う。
そうすれば韓国も中国も、
右翼化する日本を刺激しないように
行動に抑制を掛けるだろう。
日本も中国も韓国も本当は平和を必要としている。
残念だが無防備で平和は維持できない。
それなりの犠牲が必要である。
吉田茂首相が戦後の日本は正規な軍隊を持たないと
選択したことは賢明な手段だった。
しかし、時代は変わった。
政治にこそイノベーションが必要だ。
ビジネスでもそうだが、日本は変わらない、
理屈は分かっていても、その一歩を踏み出す勇気がない。
国際社会でいじめられて泣くしかない日本。
いくら経済大国であろうと、
リーダーの能力がないと、世界は日本を相手にしない。
会社や組織や国の肩書ではない。
馬鹿には馬鹿な処遇しかない
。
鳩山さんが首相だったころ、
世界第2位の経済大国の首相としてアメリカに来たが、
ワシントンポストは、
鳩山氏を「loopy(ルーピー)」とコメントした。
つまり、日本の首相はバカだと言ったのである。
裸の王様だといったのである。
それに対して、ワシントンの日本国総領事は
「一国の首相に失礼を言った」
残念ながら国際政治は、時にはヤクザの世界と同じだ。
個人に能力がなければ誰もいうことを聞かない。
TPP棚上げ、原子力発電ゼロ構想。
中国軍が明の時代までの領地、
すなわち沖縄を取り返すと言っても、
日本ではオスプレイに反対する知事がいる。
世界の大きな潮流より、村の論理優先か?
彼らが何を考えているか、正直わからない。
正直どうして知事でいれるのか?
日本は不思議な国だ。
アメリカには2世経営者は少ない。
社長の息子というだけで、従業員はついてこないからである。
2世経営者たちは親元を離れ、
社外に、県外に、国外に出て男を磨いてくるしかない。
ブログを書かなくなってからも、
たくさんのツアーをこなしてきた。
研修に対する私の考え方は、
アメリカ小売業の知識の取得ではなく、
生きる意味、働く意味を知り、
人から強要され、勉強するのではなく、
自らが学びたいという、その意欲、動機づけにある。
ホールフーズは一年間に7000名もの新入社員を採用するが、
彼らは、どうして、
あの自然食中心の高質なサービスや商品を扱えるのか?
それは人々の健康な食生活に貢献したいという
強い動機を学ぶからである。
仕事が単なる金儲け、生活の手段ではなく、
世のため人のためにという、利他の心に感動共感を覚え、
自らで学ぶからである。
さて、10年ぶりにオール日本スーパーマーケット協会(AJS)の会長、
サミットの元社長の荒井伸也氏をロスで案内する機会を得た。
「浅野君、絶好調だね、君のスタンスで考えれば、
米国流通研修も非常に意味あるものになるね」
ありがたい言葉をいただいた。
JAL名誉会長稲盛和夫氏とも、盛和塾塾長ロス例会で、
流通視察をご案内させていただく機会があった。
自画自賛のコメントは控えたいが、
すばらしく名誉で光栄な時間をいただいた。
塾長は私の隣、バスの一番前に座られ、
頷きながら身を乗り出して私の説明を聞かれた。
リーダーがバスの一番前に座る。
30数年の経験で初めてのこと。
さすがである。
そのど真剣な・真摯な態度に心から頭が下がった。
誰にも負けない努力、燃える闘魂こそ、
盛和塾の神髄であると、
身近なところで感じることができた。
本当にありがたいことである。
浅野秀二
10月1日