「だから」を廃し「にもかかわらず」を貫け。
上野光平さんの言葉。
上野さんは、実質的な西友の創業者。
戦後スタートした日本の革新的な小売業は、
みな、チェーンストア・システムを採用した。
その論理的な支柱が、上野光平さん。
その上野さんが、昭和43年の毎月の社内誌の巻頭言に、
「だからの論理」と「にもかかわらずの論理」が、
あると説きました。
「なになにだから」と言いわけしたくなる。
自分を納得させたくなる。
これが「だからの論理」。
一方、「なになににもかかわらず」と
言ってごらんなさい。
口癖にしてごらんなさい。
そうすると、自分が全く新しい人間になることができると。
貨幣経済の破綻が、
実体経済に影響を与えはじめた10月。
商業は、「にもかかわらずの論理」で、
この危機を乗り越えなければならない。
社会の「信用」の目減りを防がなくてはいけない。
とりわけ10月は
年末商戦への足場を築く大事な時だからです。