「厳しさに学べ」
この12月商戦は、厳しい。
アメリカのウォルマート副社長ジョン・フレミングの言葉。
「今年の12月商戦は、厳しくて、本格化が遅い」
それは日本も変わらない。
厳しい消費。厳しい経済。厳しい商売。厳しい経営。
誰でも分かっている。
しかし、だからこそ、その「厳しさ」に「学びたい」
その意味で、2009年12月には、絶好の学びの機会が溢れている。
なぜ、厳しいのか。
世界の経済が回らないから。
なぜ、厳しいのか。
顧客の生活が苦しいから。
なぜ、厳しいのか。
自己変革ができないから。
「不況は商人を鍛える」
昭和40年の「ミクロもマクロも不況」といわれた時、
商業界創始者の故倉本長治先生は言った。
その後、昭和47年、新興勢力のダイエーが、
百貨店の王者・三越を追い抜いて、小売業ナンバー1となった。
不況に学んだ者が、まさに「自己革新」を遂げ、成長を果たす。
大きな成長でもいいし、小さな成長でもいい。
必死になって、厳しさに学んで、そして、年が明ける。
私はそのすがすがしさを、一緒に味わいたい。
すべての知識商人の12月の課題にしてもらいたい。