「ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ」
再びみたびよたびいつたび、
「ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ」。
いつも、ここから始めよう。
3月20日(水曜日)の春分の日。
祝日法の趣旨は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日。
そしてこの春分の日をはさむ前後7日間が彼岸。
17日の日曜日が彼岸の入り、23日の木曜日が彼岸の明け。
彼岸とは、「煩悩を脱した悟りの境地のこと」。
「煩悩や迷いに満ちたこちら側」を「此岸」(しがん)という。
今年も、3月11日から3月23日までは、わが日本人にとって、
彼岸と此岸の一対の岸を認識する日々である。
心静かに、このひと月を過ごしたい。
合掌。