「商人の本籍地に誇りを持て!」
ふるさとの山に向かひて言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな
抒情的な石川啄木。
一方、
「ふるさとは語ることなし」
無頼派の坂口安吾。
誰しも生まれ故郷には
啄木か安吾かの差はあれど、
強い愛着を持つ。
商人もビジネスマンも、
最初に入った会社や店、
最初に仕事した職場を忘れない。
そこに商人やビジネスマンとしての
本籍地があるからだ。
DNAを与えられたからだ。
いま、その商人たちに、
企業統合のブームが押し寄せる。
M&Aのトレンドが降りかかる。
商人の現住所は、
本籍地から移転することが
あたりまえとなってきた。
しかしだからこそ商人は、
本籍地を誇りにしつつ、
現住所で最高の仕事をしたい。
本籍地を誇りにする者ほど、
現住所を改革し、
現住所で活躍できる。
誇りある本籍地は、
改革のエネルギーを、
あなたに吹き込んでくれる。