利は人にあり
新しい酒には、新しい皮袋。
新しい税制には新しい価格戦略。
しかし税制改革の時には、
「李下に冠を正さず」
便乗値上げはもってのほか。
損得より先に善悪を考えよう。
価格は誰が決めるのか?
お客でしょう!!
“Customers, our Priority”
「いつでもどこでも顧客最優先」
店は客のためにあり、
店員とともに栄える。
しかし今、利益を上げられない者は、
商人として失格である。
その利益を上げる六つの法。
そしてひとつの禁忌。
「利は元にあり」
仕入れ・調達法。
「利は売りにあり」
薄利多売法。
「利は内にあり」
コストコントロール法。
「利はこの品にあり」
商品開発法。
「利は他の品にあり」
マージン・ミックス法。
これは断じていけない。
法律違反の禁忌。
「利は外にあり」
優越的地位の濫用。
そして最後に、
決め手はこれだ。
「利は人にあり」
正しい商人にだけ利益はもたらされる。
<結城義晴>