利益を追うな!
おなじ商品ならば、
1円でも5円でも、
できれば1割、2割、3割、
安く売りたい。
おなじ値段ならば、
わずかでも、すこしでも、
できれば圧倒的に、
おいしくしたい。より良くしたい。
そのためにBuying & Sourcing。
安く仕入れる、安く調達する。
大量に購入する。
利は「元」にあり。
そのためにSelling。
たくさん売る。
売上げを爆発させる。
利は「売り」にあり。
そのためにCost Control。
販売費・管理費を減らす。
あらゆる経費の無駄を省く。
利は「内」にあり。
そのためにProduct Development。
模倣困難な、この1品を開発する。
それがプライベートブランドになる。
利は「この品」にあり。
そのためにMargin Mix。
この品は安く売る。
しかし他の品で利益を確保する。
利は「他の品」にあり。
そのためのFive Theories。
利益を上げる5つの定石。
安売りをするにも、何をするにも、
この5つの定石を徹底する。
そしてHuman Resource Management。
実践に先行する理論はない。
それらを考え、行うのは人間である。
だから最後に、利は「人」にあり。
しかしKnowledge Merchantは、
おなじものなら安く売りたい。
おなじ値段ならより良くしたい。
利益を上げるためにだけ、仕事するのではない。
〈結城義晴〉