変化を受け入れ、変革を実行せよ。
変化とは我々がそれを、
受け入れざるを得ない場合のこと。
変革とは我々がそれを、
意図的に実行する場合のこと。
変化のときには、
一方で確実な損失が待っている。
しかし変革を意図すれば、
不確実だが利益の可能性が生まれる。
今、損失や後退の原因は確かだが、
利益や成長の要因は不確かである。
それがキャズムの特徴だ。
ポスト・コロナの大前提である。
コロナ禍のキャズムは、
受け入れざるを得ない変化である。
その時のXformationは、
意図的に実行する変革である。
イオンが、
ウォルマート離れした西友が、
そしてイトーヨーカ堂が、
Xformationを始めた。
そのときには、
イオンとセブン&アイとの間に、
コラボレーションが起こる。
画期的な協業も発生する。
変化を運命とあきらめるか。
変革を自ら志向するか。
わかりきったことではあるが、
それは畢竟(ひっきょう)意志の問題である。
勇気とは、
未知なる世界に一歩、
目隠しで踏み込む、
心の在り方だ。
変化を受け入れ、
変革を実行せよ。
未知なる世界に、
勇気をもって踏み込め。
〈結城義晴〉