禍福の転変に備えよ!
吉凶(きっきょう)禍福(かふく)。
禍福倚伏(いふく)。
幸いと災いは、
因果的に繰り返される。
人間万事塞翁が馬。
塞の老人の馬が逃げてしまった。
悲しんでいるとその馬は、
駿馬を連れて戻ってきた。
喜んでその馬に乗っていると、
翁の息子は落馬して足を折った。
今度は悲しんでいると戦争がはじまり、
息子は兵役を逃れることができた。
コロナ禍で世界中が萎縮した。
しかし想像を超えた特需が生まれた。
次の年にはその大きな反動に沈んだ。
4年が経過して今、最高益が生まれた。
けれど事実を見つめると、
次の災いの根は深くはびこっている。
円安は国民生活を冒し続ける。
チェーンストアに改革を求める。
吉凶禍福のない企業に目を向けよう。
禍福倚伏が起こらないチェーンに学べ。
そして「塞翁が馬」の故事を噛み締めよう。
禍福の転変に備えよう。
幸いと災いは、
因果的に繰り返される。
その因と果を考え続けよう。
今、頭脳と意志が試されるときだ。
〈結城義晴〉