ヤオコー「中間好決算」とアオキスーパーの全店「座るレジ」
昨日のぞろ目の11月11日。
午後4時から、
㈱ヤオコーの第2四半期決算記者会見。
東京都中央区のベルサール八重洲。
2階の会見場には30人弱の記者が集まった。
出席者は川野澄人社長と、
上池昌伸専務取締役管理本部長。
商人舎流通SuperNews。
ヤオコーnews|
第2Q営業収益3595億円17.9%増・経常利益209億円8.0%増
営業収益3595億円17.9%増、
営業利益213億円9.6%増、
経常利益209億円8.0%増。
業界のトレンドは増収減益だが、
さすがヤオコーは増収増益。
商人舎11月号流の「通信簿」にすると、
A+、あるいはSとなる。
ヤオコー、エイヴィが順調である上に、
せんどうを連結子会社にしたことで、
大幅な増収になった。
既存店売上高は6.3%増。
客数3.5%増、客単価2.6%増、一品単価3.2%増。
ヤオコーが重視する点数PI値は0.6%減。
客数100人当たりの買上点数である。
既存店売上げについては
日本スーパーマーケット協会との比較をする。
ヤオコーは協会加盟企業の平均数値に対して、
毎月3~5%上回っている。
川野澄人社長は期中の取り組みについて、
スライドを使って淡々と説明した。
グループ店舗数は234店舗。
せんどうの25店舖が加わった。
上期はヤオコーが4店舗を出店。
通期ではエイヴイを含めて9店舗を出店する。
質疑応答では、
設備投資が増加傾向にあることを問われた。
川野社長はきっぱりと答えた。
「もっとコストは抑えたいが、
新店は必要な投資です。
だから既存店で稼いでいきます」
南北政策の進捗や生産性改善の成果などを語った。
通期の営業収益は7070億円14.1%増、
営業利益314億円7.1%増、
経常利益305億円5.6%増。
36期連続の増収増益は確実だ。
素晴らしい。
それから、
アオキスーパーnews|
「レジ専用イス」11/5全店への設置完了
㈱アオキスーパーの「レジ専用イス」。
7月から導入を始めていたが、
11月5日(火)までに52店舗全店への設置を完了。
アオキスーパーとベルクは、
「レジは立ち仕事」という固定概念を排して、
「座りながらのレジ仕事」や、
「待機中にちょっと座る」など、
選択肢を増やす。
実にいいことだ。
さて今日は朝9時半から、
オンライン会議。
㈱True Dataの臨時取締役会。
第25期中間決算短信を承認した。
それから商人舎オフィスに出社。
夕方、東京・久が原の㈱寺岡精工本社へ。
1階の展示場。
年代物の製品が並ぶ。
1973年に発売して、
大ヒットした電子料金秤「DIGI」(デジ)。
創業者たちの胸像。
初代の寺岡豊治さん(左)と、
二代目の寺岡武治さん(右)。
世紀の発明家たちだ。
それから1時間半くらいのミーティング。
私はピーター・ドラッカーの話をした。
お疲れ様でした。
ありがとうございました。
この後、商人舎側で打ち合わせと食事。
二宮護さんが加わってくれた。
上の写真の左端。
私の大学の後輩で、
二人でバンドの真似事をやっていた。
だから大久保恒夫さんとの、
「二人のビッグ・ショー」のときにも、
二宮さんは出演してくれた。
不思議なことに誕生日も一緒だ。
そして同じような仕事に就いた。
私の単行本は何冊も編集してくれた。
『メッセージ』(商業界刊)
『小売業界大研究』(産学社刊)
『コロナは時間を早める』(商人社刊)
『チェーンストア』(商人社刊)
学生時代から「相棒」だったが、
今も単行本に関しては相棒だ。
互いに元気で仕事を続けたいものだ。
ありがとう。
〈結城義晴〉
2 件のコメント
「座るレジ」の話を聞くと、比較的簡単にできることなのに、固定観念に縛られてやっていないことが、まだまだ沢山あることを教えられます。
吉本さん、ありがとうございます。
ドイツではこれが当たり前になっています。
さすがにドイツ人です。
すぐできるのに、なかなかできない。
それをやるのがイノベーションでしょう。