【#836】モチモチたっぷり「焼うどん」
モチモチたっぷり「焼うどん」
~動きが悪い時にはボリュームと安さ~
11月は一年で一番売れない月
そんな時には売れ筋の定番商品
ベテランバイヤーは
惣菜でお馴染みの商品を
リストアップして売り上げ確保
同時にロス軽減を狙います
そこで地味なようで
確実に売れる
「焼うどん」です
まずランチタイム商品には
写真のようなスタンダードの
ボリュームたっぷり
昔ながらのつくり方
具は豚肉と
キャベツを炒めて
削り鰹節でトッピング
味つけは「麺つゆ」と
地元の人気醤油を使います
夕食には「鶏唐揚げ」「照り焼き」など
たんぱく質商品を盛り込んで
夕食メニュー用に転換します
11月は時期的に
売上げ力が低調なので
ロス管理をこまめにチェック
麺類はボリュームが大切
商品で満腹感をみせる
目立つくらいに盛り付けます
★林廣美のワンポイント★
麺商品の売上げ増のコツは、麺のコシとボリュームです。今までのうどんは、時間が経つと麺が伸びてコシが無くなり、不人気でした。最近は加工澱粉によって伸びない粉原料がでてきたので、時間が経ってもコシのある麺を提供できるようになりました。このような麺を選んで使うことで、人気が出るようになりました。レンジ対応の「焼うどん」の商品化も可能です。
●林先生の家庭料理教室●
スーパーなどの特売の「茹でうどん」は麺のしこしこ感が無いものが多いです。しかしこの麺でもしこしこ感を出すことができます。フライパンに油を熱して、麺を投入して、時間を掛けて炒めまくると、不思議とモチモチ感が再生します。「しつこく炒める」のがコツです。
炒めている間に「麺つゆ」を全体にかけて味付けすれば、コシのある「焼うどん」の誕生です。肉や野菜などは前もって炒めて味付けしておき、でき上がりに混ぜ合わせて終了です。でき上がりを逃さず食べてください。
<By 林廣美>