【#841】生ネタ「華ちらし寿司」
生ネタ「華ちらし寿司」
~年末年始の目玉は盛り付けだけの寿司~
この商品は忙しい年末年始
一年中の祝祭日、週末に売れる
「ちらし寿司」誰にでもつくれる
人手の助かる商品です
わさび 醤油 ガリの
小袋を添えて販売です
惣菜では高額商品なので
売上げが大きくアップ
守るべき要(かなめ)は4つ
1に、時間が経ってもご飯が
ボロボロにならないこと
2に、刺身の衛生管理
保健所と相談がおすすめ
(鮮魚売場から貰えば簡単)
3に、販売時間
夕方3時以降につくって販売
夕食の食事に合わせます
午前中にご飯を炊き
炊き立てのご飯にすし酢を加えて
すし飯を作って必ず専用の
「保温箱」に入れて置く
そして4に、売れたらつくる
冷ケースで販売するので
時間が経つとご飯がボロボロになる
そこで売れたら作るを
繰り返します
冷ケースが無い時には
見本をつくって客に見せて
注文を受けてつくって販売する
オーダー注文を手渡し販売
こんな方法もあります
確実に成功させるには
販売の一週間以上前から
おいしい「シャリ飯」で
商品を売り込んで
店の「シャリ飯」の味を
客に知らせる必要があります
つくり方は難しくなく
誰にでも作れる寿司です
寿司に使う刺身の色々を
細かく切って飾るだけです
高額商品なので売れれば
大きく売上げがアップします
★林廣美のワンポイント★
業務用の炊飯器でご飯を炊き、業務用の合わせ酢をメーカーの指示通りに合わせれば誰にでも酢飯はつくれます。上に乗せる刺身は細かく切るだけなので、誰にでもつくれるのが、この商品の大きな特長です。惣菜では週末やお祝い事の時に良く売れるので、売上げアップの商品として見直されています。ただし、衛生管理に気を付けることが必要です。
●林先生の家庭料理教室●
酢飯用のご飯をつくるのが面倒という人へアドバイス。ご飯に酢を合わせる時は、ご飯が80℃以上に熱くなっていることが必須条件です。冷たいご飯に合わせ酢を混ぜても、酢飯はつくれません。
そこで市販の「パックご飯」をレンジでチンして温めて、市販の「合わせ酢(すし酢)」を混ぜ合わせれば簡単です。合わせる量はご飯の量の8~9%くらいです。全体に振りかけて混ぜ合わせて冷まします。もちろん冷ご飯を温めてもできます。
上の具は鮮魚売場の刺身盛り合わせとダシ巻き玉子を、細かく切って使います。具を全体にばらまき、胡瓜の角切りを散らすと見栄え良くつくれます。ワサビとあればガリと醤油を添えます。
◎ウンチク話:江戸前寿司店では「バラ寿司」と言います。昔は保存性も兼ねて、マグロなどの刺身を醤油にくぐらせて使いました。これもひと味違って、おいしいものです。
<By 林廣美>