【#842】ローストビーフ・カルパッチョ風
ローストビーフ・カルパッチョ風
~誰でもつくれるご馳走メニュー~
猫の手も借りたい年末年始です
5分も教わればきちんと商品ができる
こんなメニューが欲しい
必要な材料は
薄切りローストビーフ
赤・黄パプリカのスライス
玉ネギスライス
リーフレタスのカット
飾りのラディッシュスライス
ポテトサラダ
大事なのはポテトサラダと
カットしたリーフレタス
これが商品のヘソです
円形トレーの中心に
ポテトサラダで小さな山を
つくります
その山を中心に
ローストビーフをぐるりと盛り付け
上にカットした赤黄パプリカと
リーフレタス スライス玉ネギを
ローストビーフが見えるように
写真のようにきれいに盛り付けます
カルパッチョなので
サラダドレッシング小袋と
ワサビやショウガではなく
ホースラディシュの小袋を
添付してでき上がり
豪華でしかも簡単・きれい
材料入手もつくるのも簡単
土台まで全部おいしく食べられる
これが人気の秘訣です
★林廣美のワンポイント★
仕入れるローストビーフの「カット」が決め手になります。同じ分量なら、厚切りよりも薄切りで枚数が多いほうが人気です。よく調べて仕入れましょう。最近ではカットしてから冷凍した業務用のものもあり、いつでも提供できるので助かります。
売るためにはおいしいポテトサラダを選ぶのも重要です。赤、黄色のパプリカは自店でカットしたほうが、原価が下がります。盛り付けの手順を写真で示したマニュアルを作成しておけば、誰にでもつくれます。
●林先生の家庭料理教室●
日本ではカルパッチョというと、ヒラメなど魚の薄切りにドレッシングをかけるというイメージがありますが、本来はイタリア料理で「生の牛ヒレ肉の薄切り」にパルミジャーノチーズなどのチーズやドレッシングのような調味料をかけた、肉の刺身感覚の料理です。魚のカルパッチョは日本人の調理人が創作して世界に広まったものなのです。ですから半生感覚のローストビーフでもよいと思います。できるだけ薄切りにしてください。イタリアでは、牛ヒレ肉を5ミリ厚さにスライスしてラップで挟んで、上から肉たたきでトントンと叩いて薄く延ばして、生で刺身風に食べるのがカルパッチョです。
日本でのおすすめは、新鮮な牛薄切り肉を、さっと熱湯で湯がいてオリーブ油を加えたドレッシングで食べる方法です。火を通し過ぎないようにするのがコツです。湯がき過ぎると牛肉は固くなるからです。市販のローストビーフなら薄切りを使います。パプリカなど野菜をたっぷりと使ってカラフルな盛り付けを楽しんでつくってください。レシピは自由ですから。
<By 林廣美>