【#860】ベーコン入りマカロニサラダ
ベーコン入りマカロニサラダ
~マヨネーズのサラダは春から初夏の売れ筋~
マヨネーズを使ったサラダは
春から6月までよく売れます
そして不思議なことに
真夏になると
ポテトサラダもマカロニサラダも
売上げが下がります
ポテトサラダの手づくりは
手がかかって大変ですが
マカロニサラダは
店でつくりやすい
自慢の味を広める
チャンスなのです
刻んだベーコンをたっぷりと
加えたマカロニサラダは
たんぱく質の補給ができ
高級感も出ます
まず茹でるマカロニを
おいしくするのがノウハウです
「本だし」や「複合調味料」
「コンソメスープ」などで
おいしい茹で汁をたっぷりつくり
これでマカロニを
くたくたになるまで
茹でまくります
最低25分から30分ですよ
とんでもないレシピです
それには大きな理由があります
料理本や家庭料理のレシピで
つくったマカロニサラダが
店で売れないのは
陳列など時間が経つと
マヨネーズが不思議と消滅して
マカロニだけになってしまい
見た目も味も変わってしまうからです
これは茹でたマカロニが
陳列時間と共に
マヨネーズを吸い込み
マカロニが伸びて味が変わり
まずくなるからです
ですからこれ以上水分を
吸い込まなくなるまで茹でるのです
単に「水」を吸い込ませても
まずいので
「おいしいスープ」を吸い込ませるのが
ノウハウです
おいしく茹でたマカロニは
茹で汁をよく切って
甘酢(業務用の寿司酢がよい)を
振りかけてバットなどに入れて
冷蔵庫で冷やします
砂糖、塩、マスタードなどで
調味したサラダ用マヨネーズと
冷やしたマカロニ
キュウリ、ベーコンを
合わせて盛付け
商品化します
★林廣美のワンポイント★
おいしい茹で汁で茹でたマカロニは、茹で汁を切って、熱いうちに甘酢を振りかけて酢の味を含ませます。甘酢は業務用の「合わせ酢」がおすすめです。マカロニを冷蔵庫でよく冷やし、マヨネーズや具の材料と合わせます。
マカロニ、具、マヨネーズなど、サラダの材料はすべて冷蔵庫で冷やして、材料すべてが同じ温度になってから混ぜ合わせ、盛り付けて商品化します。同じ温度に材料を冷やすのは、細菌など菌の繁殖を抑えるための工程です。
さらなるノウハウは、マカロニサラダを商品化する場合には、昔ながらの肉厚のマカロニを使うことです。茹で過ぎてもマカロニの歯ごたえを残るように、長時間茹でてもしっかりとした歯触りを残すためです。
●林先生の家庭料理教室●
家庭でマカロニサラダをつくる時には、「早茹でマカロニ」を使います。チキンコンソメのスープをつくり、このスープでマカロニを茹でます。茹でたマカロニをそのまま食べても美味しく感じるように茹でます。茹で過ぎないようにメーカー指定の茹で時間を守ります。茹で上がったマカロニはさっと水洗いをして、マヨネーズと和えます。ベーコンやハムを刻み、キュウリ薄切りと、合わせるマヨネーズに練り胡麻を好みで混ぜて、茹でマカロニと合わせるとご飯にもよく合う、「おかずのマカロニサラダ」ができます。つくり置きはできませんので、早めに召し上がってください。レストランのつくり方です。
<By 林廣美>