2月3週/週後半は、北~東を中心に昇温 2月4週/またまた寒気南下
●2月3週(2/10~2/16)の天候予測とMDポイント
週後半は、北~東を中心に昇温
<概況>
12日(水)に日本海を低気圧がやや発達しながら進む。その後は冬型の気圧配置が続くが、週末は日本の南を小さな低気圧が進む。
<天候解説>
12日(水)は関東や北海道東部などごく一部を除いて全国的に天気が崩れる。全般に南寄りの風となるため、東北まで、雪でなく雨の見通し。
その後は冬型だが、まだ今週後半は強い寒気の南下がないため、特に顕著な大雪となる感じではない。
週末は、日本の南を小さな低気圧が通過する。太平洋沿岸部の一部地域で天気が崩れる可能性があるが、崩れの規模は小さい。
気温は週半ば~後半、北日本~東日本を中心に高め。地域によっては12日(水)~13日(木)に「春一番」が吹く可能性がある。
<ウェザーMDのポイント>
来週再び寒の戻りが気になるが、今週半ば~後半全般にかなり気温があがり、春間近を感じさせる陽気となるため、春夏物に対する関心が高まることが期待される。飲料やアイスなどの在庫の確認をこまめに。
またこのタイミングの穏やかな陽気によって、関東以西の多くの地域では本格的にスギ花粉の飛散が始まる可能性が高い。対策商品の売り込みも忘れずに。
●2月4週(2/17~2/23)の天候予測とMDポイント
またまた寒気南下
<概況>
週前半は冬型の気圧配置。上空にはまた強めの寒気が南下する。天気変化のサイクルを考えると、週後半~週末のどこかでまた日本付近を気圧の谷が通過する可能性がある。
<天候解説>
週前半は冬型の天気分布。2月上旬ほどの規模ではないが、日本海側では大雪に発展するおそれがある。
週後半~週末は冬型が緩み、全国的に天気が崩れる可能性がある。
気温は平年並みかやや低め。気温上下の波が大きい状況が続く。
<ウェザーMDのポイント>
寒の戻り。気温上下の波を繰り返しながら季節が進んでいく。ただ気温はすでに上昇トレンドの時期に入っているため、鍋物など熱々ホットメニューへの関心はピーク期から比べるとだいぶ薄くなっている。比較的さっぱりヘルシー系のおでんや野菜スープ類がこの時期のおすすめ。
なおこの頃を過ぎれば、関東以西の太平洋側での大雪のリスクは、時期的にだいぶ低くなる。
<By 常盤勝美>