3月5週/顕著な高温続くが週末は寒の戻り 4月1週/週半ばはすっきりしない天気
●3月5週(3/24~3/30)の天候予測とMDポイント
顕著な高温続くが週末は寒の戻り
<概況>
週後半にかけて、南高北低の気圧配置が続く。27日(木)~29日(土)頃には日本海北部を低気圧が進み、活発な寒冷前線がゆっくり日本列島を通過する。
30日(日)は一時的に冬型の気圧配置となり、上空には冷たい空気が西回りに南下する。
<天候解説>
週半ばにかけて、東日本~西日本ではおおむね晴れるが、北日本は短い周期で気圧の谷の影響を受けて変わりやすい天気となる。27日(木)~29日(土)はほぼ全国的に天気が崩れる。
30日(日)は冬型の天気分布。
気温は週半ばにかけてかなり高め。特に27日(木)、28日(金)は、南寄りの風も強まる。週末は平年並みか、西日本では低め。気温の落差が大きい。
<ウェザーMDのポイント>
週前半~半ばは気温がかなり高く、引き続き夏物関連商品の動きが良い予想。ただし27~29日頃は日本列島の広い範囲で風が強まる見込みのため、交通機関などへの影響にも注意しておきたい。
週末はお花見の見頃を迎えるとみられるが、気温が少し下がり、週前半ほどの暖かさはない見込み。少し意識してホットメニューの用意を手厚くしておくなど準備を心掛けたい。
●4月1週(3/31~4/6)の天候予測とMDポイント
週半ばはすっきりしない天気
<概況>
週前半~半ばにかけて、日本の南に前線が停滞する可能性がある。週後半~週末のどこかで日本列島を気圧の谷が通過する。
<天候解説>
週前半~半ばは、前線の影響で東日本~西日本ですっきりしない天気。北日本は比較的晴れ間が多くなる。
週後半~週末は天気が周期変化。気圧の谷通過のタイミングで全般に天気が崩れる。
気温は西日本で週前半低め。寒気の影響を受ける。それ以外はおおむね平年並み。やや寒の戻り傾向。
<ウェザーMDのポイント>
桜が開花した後に、一度冬のような寒さに戻ることがまれにある。「花冷え」と呼ばれる。この期間、花冷えと呼ぶほどの強い冷え込みとなるかどうかは不透明だがやや寒の戻り傾向のため、夏物メニューあるいは飲料中心ではなく、中華や洋食など少しボリュームのあるメニュー中心の売れ筋となることが想定される。
日々の日配あるいは惣菜の売れ筋については、年度の切り替わりで生活環境が変化した人の割合が増えることから、気象条件との関係性がやや弱くなることを念のため把握しておいていただきたい。
<By 常盤勝美>