4月5週・5月1週/全般に変わりやすい天気 5月2週/週半ば~後半頃、天気が崩れる見通し
●4月5週/5月1週(4/28~5/4)の天候予測とMDポイント
全般に変わりやすい天気
<概況>
週の初め、日本の南を低気圧が足早に進み、直後は北日本方面で一時、冬型の気圧配置になる。
2日(金)頃はまた、日本付近を南北2つの低気圧が通過する。このうち北の方の低気圧は動きが非常にゆっくりのため、オホーツク海方面に抜けるのは4日(日)になってからとなりそう。
南西諸島方面は週前半、一旦高気圧圏内となるが、1日(木)以降はまた前線の影響を受けやすくなる。
<天候解説>
地域によって雨の降りやすい時期がバラバラ。まず南西諸島では1日(木)以降すっきりしない天気の日が多くなる。北海道は、1日(木)の晴れ間が多いが、それ以外の日は天気がぐずつく。特に29日(火)は一時的な冬型の影響で道北の内陸部中心に雪となるところもある。
それ以外の地方は、低気圧が通過する週初めと2日(金)に天気が崩れるが、週半ばと週末は晴れ間が多い。ただ、寒気の影響を少し受けて、天気は変わりやすい。
気温は週後半以降、南寄りの風が入って、平年より高めとなる地域が多いが、週前半は寒気の影響で北日本で低め。それ以外の地方はおおむね平年並みだが、晴れ間の多い日は朝晩と日中の気温差が大きくなる。
<ウェザーMDのポイント>
時期によって、地域によって気温傾向が異なるため、全国一律でのポイントをまとめづらい。ただ、上空の寒気と暖気が交互に入り、日々または1日の中でも、陽気の寒暖差が激しくなると予想される。体調を崩しやすい気象条件といえる。水分補給をこまめに行うなど、体調管理に気を付ける訴求をおすすめしたい。
また天気の急変にも注意。短時間の強雨や突風、落雷、降雹が起こりやすい時期なので、客足への影響も考える必要がある。一般に夕方以降の強雨などは客足への影響が大きい立地が多く、廃棄の増加につながるおそれがあるため、雨雲の状況は意識してこまめにチェックしたい。
●5月2週(5/5~5/11)の天候予測とMDポイント
週半ば~後半頃、天気が崩れる見通し
<概況>
週半ば~後半頃、日本付近を気圧の谷が通過する。それ以外も北日本方面は短い周期で低気圧が通過する可能性がある。なお、南西諸島は梅雨前線の影響を受けやすい。
<天候解説>
低気圧の通過する週半ば~後半は、全国的に天気が崩れる。東日本~西日本ではそれ以外の日は晴れ間が多いが北海道方面は短い周期で天気が変化する。また南西諸島も曇や雨のすっきりしない天気が続く。
気温は週前半は高めのところもあるが、週半ば以降はおおむね平年並み。寒気の入り込み次第では週末、一時的に低めとなるところもある。
<ウェザーMDのポイント>
この時期、晴れて気温が上がれば、さっぱりした和日配を中心とした涼味が好まれる。一方、曇や雨の日は気温の上がり方が鈍くなるため、多少ボリューム感のある洋食系が好まれる。
予報が変わりやすく、この先の天気傾向が読みにくい時は、中華メニューを中心に提案を意識すると、高温低温の両睨みで対応できることが多い。
<By 常盤勝美>