娘がロンドンに向けて旅立った。

ビジネス・ディベロップメント・マネジャー。
会社のロンドン営業所を開設する。IMG_6361 (002)
あちらに何年いるのかわからない。

頑張ってほしいと思う。

さて、
メジャーリーグベースボール。

ワイルドカードシリーズ。
ドジャース対レッズ第2戦。

先発山本由伸。
初回にエラーによる2失点。
しかし自責点0で6回3分の1を抑える。
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堂々たる113球の勝利投手。
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ドジャース2年目の今季は、
開幕から先発ローテーションを守って12勝。
リーグ2位の防御率2.49。

ムーキー・ベッツが5打数4安打。bettudai2senn

飛び上がって喜んだ。
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もちろん大谷翔平は、
大事な6回に勝ち越しのタイムリーヒット。
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そして9回のクローザーは、
佐々木朗希。
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8対4とリードして迎えた最終回。
圧巻の11球で三者凡退に打ち取った。
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由伸で始まり、
朗希で終わる。

ベッツと翔平が打つ。

理想的なゲーム運びで、
次のディビジョンシリーズに進んだ。

頼もしい。
まだまだ楽しめる。

私は1日中、横浜商人舎オフィス。
月刊商人舎10月号最後の原稿の執筆。

いつもの特集のまえがき。
今月はロサンゼルスに出張し、
第1回商人舎バイヤーセミナーをやった。

だから雑誌は山本恭広編集長と、
助っ人のジャーナリスト柴田正輝さんに任せて、
アンカーに努めた。

しかし特集のまえがきは書かねばならない。
表紙のCoverMessageと、
Message of Octoberは、
結城義晴が担当する。

表紙を完成させて、
あとわずか。

頑張ります。

さて日経大機小機、9月30日版。
「経済はジリ貧だ
もっと危機感を持て」

コラムニストは青天さん。

「このところの株高に惑わされそうだが、
冷静にデータを検証すると
日本経済はジリ貧が続いている」

大事な認識だ。

2000年以降の経済関連のデータを確認する。

国内総生産(GDP)の世界シェアは、
15%から4%に低下、
順位は世界2位から4位へ後退。

豊かさの指標とされる1人当たりGDPも、
10位台から30位台まで下落。

株価はこの期間で、ほぼ倍増。
しかし世界の時価総額のシェアは、
10%程度から5%程度へ下落。

国際会議では日本の発言は注目度が低下。
堺屋太一氏の1999年の警告。
「老いたる発展途上国」が、
現実味を帯びつつある。
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堺屋さんは1998年7月、
経済企画庁長官に就任して、
この発言をした。

「臆病は慎重と言い換えられ、
旧習の踏襲が『粛々とことを進める』と美化された」

「青少年すら未来を暗く考え、
純心な夢と冒険心を失っているかにみえる」

「これがそのまま将来も続くとすればこの国は、
『老いたる発展途上国』になってしまうだろう」

21世紀を迎える直前の日本は、
こんな状況だった。

コラムニストは現在も、
同じような空気が生まれていると言う。
「かつて旺盛だった企業家精神はどこにいったのか」

「コーポレートガバナンス改革が、
政府の成長戦略と位置付けられ、
社外取締役も急増、
指名委員会・報酬委員会の設置が普及、
投資家との対話など取り組みが進んだ」

「だが全体として、
企業価値の向上につながっているとは
言いがたい」

「コーポレートガバナンス・コードの順守が目的化し、
形式的な体制整備にとどまる企業も多い」

「ジリ貧なのに緊張感が乏しい」

自民党総裁選挙には、
5人の候補者が名を挙げた。

フルスペックでの総裁選。
しかしどうにも冗長だ。
「ジリ貧なのに緊張感が乏しい」

コラムニスト。
「危機感をもって行動すべき時だ」

私もそう思う。

ただしチェーンストア産業は、
経済界全般のなかで、
活発だと思う。

昨日設立されたばかりの、
㈱ブルーゾーンホールディングスなど、
ポジティブな政策だ。

他のチェーンも積極的な戦略を競っている。

しかしもっともっと、
前向き・外向き・上向きで行きたい。

ドジャースの翔平・由伸・朗希のように。

それが日本を救うのだと思う。

〈結城義晴〉

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