ロビン・フッドがオープン。

PPIHの新フォーマット。

商人舎流通Supernews。

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新フォーマット「驚楽の殿堂ロビン・フッド」1号店、4月24日開店

愛知県あま市。
「ロビン・フッド甚目寺(じもくじ)店」robin-facad

山本恭広さんと工藤澄人さんが、
揃って取材に行ってくれた。

「食品強化型ドン・キホーテ」として、
昨年から構想を打ち出していた。

3月にはメディア向けに、
「新業態戦略」のネーミングでリリースした。

2026年6月期に5店舗をオープンし、
2027年6月期には首都圏へ拡大する予定だ。

事前アピールに熱心だった。
だからメディアは注目して、
日経新聞も報じた。

1号店の物件はもともと1993年に、
「ユーストア甚目寺店」としてオープン。

伝説の経営者・家田美智雄さんが、
㈱ユーストア社長から会長になって、
同時に親会社のユニー㈱社長に就任した年だ。

家田さんは1997年にユニー会長になり、
2002年に退任した。
ここまでがユニーの全盛期か。

この店は2009年に「ピアゴ」にリニューアル。

2017年11月に、ユニーグループは、
ドンキホーテホールディングスと業務資本提携し、
2019年に完全子会社となる。

甚目寺店は9時の開店。
オープンから1時間を経過して、
店外の行列。robin-line

売場面積は707坪、ワンフロア。

人員は正社員7名。
アルバイトは総数60名の計画。

売場レイアウトを見ると、
このフォーマットのコンセプトがわかる。
robin-layout

入り口は図の下でチェックスタンドがある。
その前面が非食品売場で全体の4割を占める。
robin-intro
キャラクター衣料、レジャーグッズ、
若年層向けのコスメ、玩具。
ドン・キホーテの売れ筋を揃える。

そしてドラッグストア商品の売場。

掲げるのは、
「スーパーみたいで、
スーパーじゃない」

「ロビン・フッド」らしさを出す。

奥がスーパーマーケット。
コの字型レイアウト。robin-food

店内加工を極力減らして、
ローコストオペレーションに徹する。

一方で、弁当などは、
店内加工のでき立て商品を提供する。

主通路上の壁面には、
「楽・速・得・安」が掲げられている。robin-meat

コの字型主通路の終点に惣菜売場。
かつてはユニー傘下、今はPPIH傘下の、
カネ美食品㈱とコラボレートして、
安くておいしい商品を展開。robin-deli

高頻度で商品を入れ替え、
目新しい商品を提案する。

店舗周辺にはドラッグストアが多い。
クスリのアオキ小路店、
ゲンキー新居屋西店など。kusuri-aoki

食品小売業は業務スーパー甚目寺森店、
アオキスーパー甚目寺店。robin-aoki

ロビン・フッド甚目寺店。

月刊商人舎5月号で紹介し分析しよう。

さて東京新聞の巻頭コラム「筆洗」

「タマゴを割らずに
オムレツは作れない」

欧米の慣用句。
“You cannot make an omelet without breaking eggs.”

「大きな成果を得るためには、
犠牲もやむを得ない」
そんな意味。

コラムニスト。
「タマゴをついに割ってしまったか」

政府が防衛装備移転三原則などを見直して、
殺傷能力のある武器の輸出を原則解禁した。

「日本の平和という『オムレツ』を作る」
そのために「『タマゴ』を割って
武器輸出を解禁する」

これで本当に「オムレツ」ができるのか、
平和に資するのか。

日本は戦争に負けて、
平和主義を貫いてきた。

だから武器輸出を控えてきた。

その日本が方針を変えて武器を売る。
中国などは反発を強めて、
かえって緊張は高まりはしないか。
平和から遠ざかることになりはしないか。

今日はさらに衆議院・内閣委員会で、
「国家情報会議」を創設する法案が採決された。

与党の自民党と日本維新の会のほか、
中道改革連合や国民民主党など、
ほとんどの野党が賛成した。

1925年に治安維持法が制定された。
あのようになっては困る。

個人情報やプライバシーが無用に侵害されないこと、
政治的中立性を損なう情報収集は行わないこと。
これらが付帯決議案に盛り込まれる見込みだが、
政府の発言を聞いていると、
明白ではない。

世の中が変な方向に向かっていないか。

「オムレツをつくるために、
タマゴを割る」ときには、
熟考に熟考を重ね、
議論に議論を積み上げなければならない。

ほとんどの野党が賛成に回ったことに、
違和感がある。

一方、PPIHのロビン・フッドは、
「タマゴを割る」ことではない。

大きな犠牲は払わない。

しかしオムレツはつくろうとしている。
そのことは商人舎5月号で明らかにしよう。

オムレツをつくるのは大事だ。

〈結城義晴〉

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