立心の会。
4人のゴルフ仲間の集まり。

今回は上総モナークカントリークラブ。
千葉県君津市のチャンピオンコース。
ジャック・ニクラウスの設計。
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ラスベガスの研修以来、
時差ボケが続いていた。
治すにはゴルフに限る。

目いっぱい楽しんだ。

私のアイアンクラブは、
2016年以降、10年間、
「エポン」だった。
スティールシャフト。

本格的ないいショットも、
たまには打てた。

その前はホンマのマッスルバック。

これはひどく難しいクラブだが、
妙な憧れがあって、
必死の思いで練習した。
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すると肘が痛くなった。

そこでマルトの安島誠さんに薦められて、
エポンに変えた。

エポンは遠藤製作所の自社ブランドである。
この会社は1977 年に新潟県燕三条で創業して、
鉄を叩いて鍛える「鍛造」技法を専門とする。
いわゆるOEMを手掛けるメーカーだったが、
その技術を使って自社の製品を出した。
それが「EPON」だ。
いいクラブだ。

50代はホンマ、
60代はエポン。

しかしそのスティールシャフトが、
今、重く感じられる。

ずいぶん悩んで、
カーボンシャフトのアイアンを入手した。

それでもラウンドするときには、
スティールシャフトを使っていた。

今年に入ってさらに筋力低下を痛感した。
そこで今日はカーボンシャフトにした。

すぐに成果は出ない。
球筋がばらける。
しかし、いいショットも出た。

さて、どうしようか。

今日は9時07分のスタートで、
ランチを食べて、
ラウンド終了は3時に近かった。

この時間になると、
東京湾アクアラインは混む。
神奈川県川崎市から東京湾を横断して、
千葉県木更津市へ至るトンネル高速道路。
9 (1)

土曜・日曜・祝日には、
3時以降大渋滞するのが常だ。

しかし驚いた。

すいすいと走り抜けることができた。
奇跡的な出来事だ。

調べてみると、
時間帯別料金改定の影響のようだ。

2025年4月1日から、
土日・祝日の特定時間帯に、
ETC時間帯別料金が導入された。

上り線では13時から19時の料金が、
最大1600円に引き上げられた。
20時から翌日4時までは400円に下がった。

これによって渋滞ピークが夜に移動した。

私はガソリン価格の上昇で、
車での外出が減ったのだと思った。

それもあるだろう。

しかし価格インセンティブが、
需要の時間帯を分散させたのだ。

私たちにとっては、
大いに助かった。

さて今日の日経新聞「大機小機」

重鎮のコラムニスト墨田川さんが書く。
「節約について考える」

「石油の輸入価格が上昇している。
輸入価格の上昇は、
交易条件(輸出価格と輸入価格の比率)の悪化を通じて
日本全体の実質所得水準の低下(交易損失)をもたらす」

厚生労働省が「2025年の毎月勤労統計調査」を発表。
物価変動の影響を除いた実質賃金は、
前年の2024年から1.3%減少した。

マイナスは4年連続だった。

産業界では高水準の賃上げが続いている。
名目賃金は2.3%増えた。

しかしコメ価格の高騰など、
物価上昇に賃金アップが追いついていない。

コラムニストの指摘はそれだ。

「ひとたび輸入エネルギー価格が上昇すると、
実質国民所得に負の影響が及ぶのは避けられない」

これが渋滞緩和にも影響していると思う。

「コストの上昇を価格に転嫁していけば、
物価が上がって家計の実質所得が減る」

しかし、
「政府の補助金でエネルギー関連の価格を抑制すると、
財政赤字が膨張して将来世代にツケが回る」

そこで墨田川さん。
「唯一我々にできることは
エネルギー消費を節約することだ」

ところがところが、
「政府は国民に節約を呼びかけることを
ためらっている」

不思議?!

「世界では多くの国が節約に動いているのに、
ホルムズ海峡封鎖の影響を強く受ける日本が
しないのは奇妙である」

なぜなのだろう。
何にこだわっているのだろう。

国民は勝手に節約している。

「ただし筆者は、
節約による負担のあり方が気に入らない」

「節約の負担は、政府の呼びかけに応じた
心がけの良い人々(企業)が負い、
心がけの悪い人々は負担なしに
メリットだけを享受することになるからだ」

なるほど。

環境問題への対応も同じだ。

「節約をもたらす最も効率的な手段は
価格を引き上げることだ」

アクアラインの13時から19時の価格引き上げと同じ。

「価格が上昇すると
『その価格だったら買わない』という需要から
順番に節約されていくので、
公平かつ効率的である」

「政府がガソリン価格や電気・ガス料金を
抑制しようとすることは、
エネルギー消費を奨励していることになり、
節約には全く逆行するものといえる」

その通り。

今の政府の政策は節約への逆行だ。

「価格抑制の対象や期間を可能な限り絞り込み、
政策の大きな方向を節約に転換すべきである」

アクアラインを2倍の料金で走ったあと、
そのことを強く思った。

同時に考えたのが、
価格が「需要の時間軸」を動かす、
レバーとなることだ。

〈結城義晴〉

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