結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2025年03月22日(土曜日)

江島祥仁さんを囲む会とコンビニ業態の「前年割れ」

急に暖かくなった。

1日中、ゆっくりした。

夕方、銀座に出かけた。
季楽銀座店。
img_ginza01

 

JA佐賀が経営する「佐賀牛」のレストラン。img_ginza_view

江島祥仁さんを囲む会。
㈱伊藤園元副会長。

江島さんが佐賀県出身なので、
馴染みの店だという。

はじめからおわりまで、
佐賀尽くしの料理。

大いに堪能した。

お通しのあとは、
カルパッチョ。
黒鯛と鮃の刺身。IMG_1246 (002)

季節の一品。IMG_1248 (002)

蒸籠が出てきた。IMG_1249 (002)

季節の野菜。IMG_1252 (002)

最高級の佐賀牛。IMG_1256 (002)

サシの入った牛肉を乗せていく。IMG_1258 (002)

おいしそう。IMG_1259 (002)

蒸している間に記念写真。

奥が江島さんと私。
手前は松井康彦さんと亀谷しづえさん。IMG_1260 (002)
白と赤のワインはソムリエと江島さんが、
入念に相談して選んでくれた。

赤ワインはニュージーランドのBALD HILLS。
大いに気に行った。

出来上がりました。IMG_1262 (002)

これをポン酢またはごまだれでいただく。IMG_1263 (002)

締めは佐賀米のご飯。IMG_1264 (002)

それを鯛茶漬けでいただく。
これも美味。IMG_1265 (002)
話は弾んだ。

伊藤園がアドバイザー契約した、
大谷翔平選手の話題は、
留まることがないほど。

さらに江島さんが営業で苦労された話、
面白いうえに勉強になった。

伊藤園の若い人たち、
メーカーの営業の人たちに、
教えたい内容ばかりだった。

チェーンストア草創期の経営者のこと、
最近の小売業界のM&Aの情勢、
アメリカやヨーロッパのこと。

午後6時に集まって、
9時半過ぎまで盛り上がった。

とくにチェーンストアの歴代経営者のことは、
いまや話が合う人が少なくなった。

その意味でも江島さんは貴重な人だ。

しかも江島さんは聞き上手なので、
ついつい松井さんも亀谷さんも、
もちろん私も話が止まらない。

実に楽しいひとときだった。IMG_1267 (002)
ありがとうございました。
また、お付き合いください。
お願いします。

さて商人舎流通SuperNews。

2月コンビニ統計|
売上高8875億円・全店0.7%減/2カ月ぶりのマイナス

日本フランチャイズチェーン協会の発表。
2月のコンビニエンスストア統計。

いまや調査対象企業は7社。
典型的な寡占業界。

(株)セイコーマート、(株)セブン‐イレブン・ジャパン、
(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、
山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、
そして株)ローソン。

さらにセブン-イレブンとファミリーマート、
ローソンは鼎占状態。

2月の全店売上高は8874億6200万円。
これが前年同月比0.7%減。

2カ月ぶりのマイナス。

昨年12月は前年同月比1.0%減で、
これは37カ月ぶりのマイナスだった。

日本のコンビニ業態そのものが、
店舗の飽和状態となり、
成熟期というか衰退期に入った。

2月の客数は12億0730万人で1.6%減、
客単価は735.1円で0.9%増。

客数が減り、
客単価の微増で、
加盟店の収入を確保している。

7社の総店舗数は5万5850店。
これは前年から193店舗増、
0.3%の増加だった。

既存店売上高は1.0%減。
これも2カ月ぶりのマイナス。

客数は11億4982万人で2.2%減、
客単価は741.2円で1.3%増。

2月は前年が閏年だった。
それが売上高が前年を下回る結果につながった。
その閏年の影響を除くと、
売上高は前年を上回っている。

気温の低下によって麺類、カウンターコーヒー、
そしてホット飲料が好調だった。

商品構成比は日配食品35.8%(1.7%減)、
加工食品27.5%(1.0%増)、
非食品31.5%(2.2%減)、
サービス5.2%(1.8%増)。

セブン-イレブンをはじめとして、
コンビニ業態には「割高感」がある。

イオンの「まいばすけっと」が、
その弱点を突いている。

トライアルの「トライアル・ゴー」なども、
コンビニをターゲットにして、
成長しそうだ。

かといってコンビニ店舗が、
ディスカウント攻勢に出てはいけない。

業態の特性を失ってしまう。

あくまでも利便性を追究し、
より良い商品とサービスを、
刷新し続けねばならない。

まだまだコンビニ業態が提供するものが、
残されている。

「顧客の立場」に立って考えよ。
鈴木敏文さんならば、
それを強調するだろう。

「強みを活かせ」
ピーター・ドラッカーは、
そう教授するだろう。

前年マイナス傾向が顔を出す時には、
原点に戻るのがいい。

〈結城義晴〉

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