上場小売業の本決算が発表されている。
ライフnews|
’24年度営業収益8505億円/営業利益253億円/増収増益
過去最高の8505億円で前期比5.0%増。
日本のスーパーマーケット第1位の地位を堅守した。
営業利益252億7000万円、4.8%増。
経常利益262億0500万円、5.0%増、
純利益179億4800万円、6.0%増。
営業利益率3.0%、経常利益率3.1%。
首都圏の売上高4141億円、近畿圏は4048億円。
はじめて逆転した。
岩崎高治社長。
「近畿圏の既存店は約3%伸びたが、
首都圏はそれ以上の伸びだった」
創業の地は大阪。
東京に進出して、
二眼レフ経営などと言われたが、
その首都圏が上回った。
感慨深い。
U.S.M.Hnews|
営業収益8113億円14.8%増・経常利益61億円11.4%減
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス㈱。
営業収益8113億円。
前期比14.8%増。
昨2024年11月に㈱いなげやが加わった。
しかし営業利益は59億7800万円と13.4%減、
経常利益も61億4200万円で11.4%減。
当期純利益は8億1000万円、19.8%減。
営業利益率、経常利益率はともに1.0%。
期末店舗数はいなげやの128店舗を加えて、
660店舗となった。
フジnews|
営業収益8089億円1.0%増・経常利益143億円17.6%減
2024年3月1日、フジ・リテイリングと、
マックスバリュ西日本が経営統合して、
「新生フジ」がスタートした。
その営業収益8089億円、前期比1.0%増。
営業利益129億5300万円(14.3%減)、
経常利益143億1500万円(17.6%減)。
営業利益率1.6 %、経常利益率1.8%。
スギnews|
売上高8780億円・経常利益419億円/経常利益率4.7%
スギホールディングス㈱は、
売上高8780億、17.9%増。
営業利益425億6300万円(16.2%増)、
経常利益419億9300万円(10.4%増)。
営業利益率は4.8%、経常利益率は4.7%。
阪神調剤薬局の持ち株会社I&H㈱を、
昨年9月に子会社化して376店舗を取得。
新規出店は130店舗、38店舗を閉店。
期末店舗数は2186店舗となった。
ドラッグストアの出店やM&Aの勢いは止まらない。
今日のブログの4社が年商8000億円台である。
1兆円を展望している。
さて昨日は福岡に日帰りした。
その合間を縫って、店を見た。
2002年11月オープン。
九州初出店だった。
地下1階から3階までがヨドバシの売場。
2023年6月2日に4階専門店フロアが、
リニューアルオープン。
その核店舗としてロピアが出店した。
ロピアヨドバシ博多店。
九州第1号店だった。
天井が低くて圧迫感がある。
それでもロピアの標準的な品揃えができている。
「ロピアでしか買えん価格ばい!」
博多弁で訴求する。
インバウンド購買も多いから、
ナショナルブランドもしっかり品揃えする。
レジ前のゴンドラ。
この店から「現金・アプリ支払いのみ」を始めた。
現金だけのロピアがキャッシュレスも取り入れ始めた。
ロピアヨドバシ博多店、
インバウンド顧客に認知されて、
繁盛し始めた。
さらにこのビルの11階の屋上に、
「グリルピア」がオープン。
屋上バーべキューの店。
手ぶらでBBQを楽しむことができるし、
4階のロピアで購入した食材の持ち込みも可。
昨年の4月18日、OICグループは、
㈱タイシステム(新潟県)に51%を出資して子会社化した。
都市型BBQ事業を展開する会社だ。
商人舎流通SuperNews。
OICnews|
4/11ヨドバシ博多にBBQ施設/ロピア博多店との相乗効果
両サイドにバーベキューセットのスペースが、
設けられている。
オープンが4月11日11時15分。
この店の現場を見て、繁盛しそうだと感じた。
ただし季節と天気に大きく左右される。
OICグループの二人。
右が開発の古舘さん、
右が商人ねっとの武智さん。
ロピアのOICグループは、
多様な成長を見せる。
視野は1兆円から2兆円だ。
それは成長であっても、
膨張であってはいけない。
〈結城義晴〉