Everybody, Good Monday!
[2025vol⑰]
2025年第18週。
ゴールデンウィーク真っ最中の4月最終週。
今週の木曜日から5月。
東京・久が原の寺岡精工本社。
歴代代表商品が展示してある。
1973年の電子料金秤「DIGI」(デジ)。
じっくりと打ち合わせ。
川越純一さん(中)と松井康彦さん。
午前中からミーティングを始めて、
遅いランチをいただいた。
川越さんとは同年で、
もう40年以上の付き合いだ。
松井さんとは商業界時代から、
48年間、同じ釜の飯を食っている。
さて土曜日の名古屋での店舗クリニック。
イチゴ売場の「紅つつみ」。
1パック1280円。
本当においしそうに見える。
しかも本当においしい。
米国サクラメントのナゲットマーケットのような、
美しい野菜の売場。
鮮魚市場のお造り盛り合わせ特選品。
8点盛で3980円。
まん真ん中にパルメジャーノ・レッジャーノ。
「チーズの王様」。
牛肉売場には松坂牛の対面コーナーがある。
「今日のおすすめ品」はロースすき焼き用。
100グラム1080円。
これはお買い得だ。
肉惣菜売場。
一番最初にステーキ重が1380円。
これもお買い得。
「おすし」の看板は一枚板の見事なもの。
揚げ物売場。
壁面の超大皿は凄い。
コロッケは1個100円で、
200円パック、500円パックなど。
これも食べてみたい。
ワインよりどり3本2000円。
お買い得です。
品揃えの原則に「深さ」と「広さ」がある。
「Depth Assortment」と「Width Assortment」
「深い品揃え」は1品種のアイテムやSKUが豊富なこと、
「広い品揃え」はカテゴリーや品種、品目が多いこと。
どこまで深くするか、
どこまで広くするか。
それが戦略である。
サポーレを見ると「深さ」を学ぶことができる。
チェックスタンドスペースの上段に、
デザインが施されていて、
わかりやすい。
これもアメリカの原則だ。
最後に店舗入り口のプロモーションコーナー。
これもウィンコをはじめ、
アメリカの原則だ。
そのなかにスパゲティ売場がある。
ディチェコがさまざまな種類で、
500グラム298円。
フェデリーニ、カッペリーニ、スパゲティーニなどなど。
サポーレは、
単なる高級スーパーマーケットではない。
絞り込んだカテゴリーと深い品揃え。
そして日々のお買い得品。
美味しいことが大前提となっている。
いつ見ても、いい店だ。
サポーレは自らを、
「ハイクォリティスーパーマーケット」と称する。
高位・高質スーパーマーケットだが、
品揃えの深さと週ごとのお買い得品提供が、
そのエッセンスである。
小売業の原則が貫徹されている。
それはアメリカの原則でもある。
高級・高額品を理屈なしに扱う店とは違う。
だから固定客がついている。
土日も動き回って、
ゴールデンウィーク前半を満喫した。
では、みなさん、今週も、
原則を貫徹しよう。
Good Monday!
〈結城義晴〉